※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
ロイター通信などが報じたところによると、来年6月12~28日にアゼルバイジャン・バクーで行われる第1回欧州大会のレスリング競技は、翌年のリオデジャネイロ・オリンピックの第1次選考会となる同年の世界選手権の出場資格獲得大会となることが決まったもよう。
世界レスリング連合(UWW)は、リオデジャネイロ・オリンピックの選考システムで、2015年世界選手権には各スタイルとも同年の大陸大会に出場した選手数と同じ選手数しか出場できないと規定している。
来年は、当初は欧州選手権と欧州大会の2大会が行われる予定だったが、現在のUWWのカレンダーでは欧州選手権の予定が消えており、欧州大会のみの実施になるもよう。そのため、欧州大会がオリンピック第1次予選となる世界選手権の出場資格獲得大会となったようだ。
欧州大会をオリンピックの予選大会とすることで、大会の権威を高める目的があるものと思われる。
来年のアジア選手権は5月6~10日にカタールのドーハで行われる予定で、この大会が世界選手権の出場資格獲得大会となる。