※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
《大会日程》
10月13日(祝)午前9時30分 開始式
午前10時 男子フリースタイル2回戦まで(成年・少年とも)
14日(火)午前9時30分 同決勝まで/表彰式
15日(水)午前9時30分 男子グレコローマン準々決勝まで(成年・少年とも)
16日(木)午前9時30分 同決勝まで/表彰式/総合表彰式
《トーナメント表》
50kg | 55kg | 60kg | 66kg | 74kg | 84kg | 96kg | 120kg |
※エントリーをもとにした展望であり、けが等の状況は含まれていません。
◎少年フリースタイル
【50kg級】
全国高校選抜大会王者は別階級で出場し、インターハイ王者は不出場。インターハイ2位の谷山拓磨(京都・京都八幡)が優勝候補と言えよう。同じブロックでは、アジア・カデット選手権46kg級3位の荒木大貴(熊本・玉名工)がどこまでやるか。
インターハイ王者に代わって東京代表として出場する阿部敏弥(東京・帝京)、インターハイ3位の岡田幹太(長崎・島原)と新井陸人(鹿児島・鹿屋中央)は反対ブロック。だれが決勝に出てくるか。
【55kg級】
昨年50kg級2位で今年のインターハイ優勝の長谷川敏裕(東京・自由ヶ丘学園)が優勝を目指す。全国高校選抜大会優勝の藤田雄大(三重・いなべ総合学園)は、インターハイ個人戦は体調不良で出場できなかっただけに、その雪辱をかける。
両者は同じブロックで、お互いに勝ち上がれば準決勝で対戦。全国高校選抜大会では藤田が13-4で勝っている。
反対ブロックには、インターハイ3位の吉澤拳斗(京都・網野)と竿本樹生(和歌山・和歌山北)が決勝進出を争うか。
【60kg級】 激戦階級を勝ち抜いて三冠王なるか、米澤圭(秋田・秋田商)
佐々木は米澤と同じブロック。勝ち上がれば両者は準決勝で対戦するが、このブロックには昨年1年生で50kg級のインターハイ王者などに輝いている成國大志(三重・いなべ総合学園)がエントリー。初戦で昨年まで3年連続で世界カデット選手権に出場し銅メダルを2個取っている乙黒圭祐(東京・帝京)と初戦(2回戦)で対戦する。初日から熱い闘いが展開されそう。
嶋江は米澤らと反対ブロック。インターハイ3位の根本怜(京都・京都八幡)、JOC杯カデット58kg級優勝の榊大夢(鹿児島・鹿屋中央)らと決勝進出を争う。
【66kg級】
全国高校選抜大会、インターハイ、全国高校グレコローマン選手権と勝ち続けてきた藤波勇飛(三重・いなべ総合学園)が今季4冠目を目指す。
全国高校選抜大会2位の伊藤駿(京都・網野)、アジア・カデット選手権2位でインターハイ2位の中村剛士(埼玉・花咲徳栄)、同3位の三輪優翔(和歌山・和歌山北)、木村優太(群馬・館林)、JOC杯カデット63kg級優勝で世界カデット選手権3位の梅林太朗(東京・帝京)らが阻止できるか。
【74kg級】
インターハイ優勝の田辺雄史(埼玉・花咲徳栄)と、同2位で全国高校選抜大会優勝の吉田隆紀(和歌山・和歌山北)の闘いか。順調に勝ち上がれば決勝で顔を合わせる。
全国高校選抜大会3位の松雪泰成(愛知・星城)は1回戦を勝ち上がれば田辺と対戦。田辺の決勝進出を阻めるか。
【84kg級】 ユース・オリンピック王者の実力を見せられるか、山崎弥十朗(埼玉・埼玉栄)
インターハイ3位の眞柴翔平(大阪・興国)が優勝争いにからめるか。
【96kg級】
全国高校選抜大会優勝の坂田龍星(埼玉・埼玉栄)がエントリー。インターハイは県内予選で負けて不出場だった。その雪辱もかけて優勝を目指す。準決勝で全国高校選抜大会3位でJOC杯カデット100kg級優勝の二ノ宮寛斗(岐阜・岐阜工)と対戦か。
反対のブロックからは、インターハイ2位の山下拓也(愛媛・八幡浜工)が決勝に出てくるか。
【120kg級】
全国高校選抜大会、JOCジュニア、インターハイ、全国高校生グレコローマン選手権で優勝している山本泰輝(静岡・飛龍)が五冠王者を目指す。ジュニアが現在の年齢区分になった1997年以降、JOC杯ジュニアを含めた高校五冠王者は、2010年の前川勝利(茨城・霞ヶ浦=現早大)以来、のべ6人目となる。
全国高校選抜大会とインターハイの決勝を争った選手はグレコローマンに出場するので、その可能性は大きくなった。インターハイ3位の松本直毅(神奈川・横浜清陵総合)が阻止できるか。