※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2014年の世界選手権の結果、来年3月に行われる女子ワールドカップ(W杯)に、過去4度優勝し、外国開催で日本優勝の壁となっていた中国が外れることが確実になった。
中国はアジア大会とのからみで2番手選手を派遣。75kg級の3位が最高で、国別対抗得点は14位と低迷。上位8ヶ国に与えられる翌年のW杯の出場権獲得が絶望となった。
2001年から始まった女子ワールドカップで、中国が参加しなかったのは2005年大会(フランス)のみ。アジア大会のあった2006年の世界選手権は中国・広州での開催だったこともあり、ベストメンバーが参加して2位。2010年世界選手権(ロシア)ではアジア大会と時期が離れていたこともあって一、二軍混合チームが参加して7位に入り、翌年のW杯の出場資格を得ていた。
世界選手権の国別対抗得点の上位8ヶ国は、日本、ロシア、米国、ウクライナ、スウェーデン、モンゴル、ポーランド、アゼルバイジャン。この通りに決まれば、スウェーデンとポーランドが初出場となる(スウェーデンは2011年大会に出場権を得たが、けが人が多く、直前に辞退した)。
開催日は3月7日(土)~8日(日)が予定され、開催地にはUWW総会でのカレンダー会議でカザフスタンが立候補したが、今回の世界選手権では10位以内はなし。開催地として疑問を呈されており(8位以内に入っていない国での開催の場合、上位7ヶ国と開催地となる)、ロシアでの開催が有力となっている。