※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
■江藤紀友の2014年世界選手権成績 1回戦 ●[Tフォール、2:16=0-8]Rasul Chunayev(アゼルバイジャン) |
(撮影=保高幸子) 健闘空しく初戦敗退の江藤紀友(自衛隊練馬)
江藤 申し訳ないです。準備はしっかりできていましたが、実力不足です。
――あのバック投げは、日本ではかかったことのない技?
江藤 日本では受けないですね。速かったというか、自分のデフェンスの甘さだったと思います。
――代表に決まってから、ここまでの練習は、満足いくものでしたか?
江藤 代表に決まってからは世界選手権へ向けて練習を詰めていた。調子はよかったけど、結果がついてこなかった。
――世界選手権の雰囲気にのまれたとかは?
江藤 それはなかったです。できれば、もうちょっとこの雰囲気を楽しみたかった。
――ゲームプラン(戦術)は?
江藤 抽選した時点で相手が強い選手と分かっていたので、思い切りやすしかないと思った。自分から攻めて、前に出て投げとかを考えていた。組み手とかも相手がうまく、できなかった。
――まだレスリングは続けると思いますが、今後は?
江藤 もう少しやっていみます。年年なので、そう長くはできない、限られた時間だと思いますが、もう一度この舞台に挑戦したいと思います。
――その気持ちの中にオリンピックがあれば、階級を変える必要がありますが。
江藤 66kg級に落とすか、74kg級に上げることを視野に入れて考えていきたい。
――来年も71kg級で世界選手権を目指すこともありうる?
江藤 ありえます。元の自分の階級の66kg級に落とすことも考えている。勝つためにはそこまで考えないとならない。