2014.09.14

3選手とも上位進出ならず…世界選手権最終日

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 【タシュケント(ウズベキスタン)、撮影=保高幸子】世界選手権最終日は9月14日、ウズベキスタン・タシュケントで男子グレコローマン3階級が行われ、59kg級の倉本一真(自衛隊)が2勝して4回戦まで進んだものの、敗れて上位進出はならなかった。

 倉本は初戦の2回戦で2010年アジア大会60kg級3位のラビンダー・シン(インド)を破り、3回戦で南アメリカ大会優勝のアンドレス・ッモンタナ(エクアドル)を撃破。しかし4回戦でオリンピック2度出場のスペンサー・マンゴ(米国)にテクニカルフォール負け。マンゴが決勝に進めなかったため、敗者復活戦に回れなかったあ。

 71kg級の江藤紀友(自衛隊)は1回戦でゴールデンGP決勝大会2位のラスール・チュナエフ(アゼルバイジャン)に、98kg級の大坂昂(三菱電機)も1回戦で2013年コモンウェルズ選手権96kg級優勝のハーディープ・シン(インド)に敗れ、ともに敗者復活戦に回れなかった。

 各選手の成績は下記の通り。


 ◎男子グレコローマン

 【59kg級】倉本一真(自衛隊)    12位=36選手出場

4回戦 ●[Tフォール、2:00=8:00]Spenser Thomas Mango(米国)
 《試合経過》第1ピリオド、倉本が、がぶろうとするところを、さばおりのようにして投げられて1失点。立ち上がったものの、腰のクラッチを切ることができないまま持ち上げられ、背中から落とされて5失点。フォールは免れる。
1分40秒すぎにもがぶったところを持ち上げられ、マットに落とされて2点を失った。

3回戦 ○[2-2]Andres Montano(エクアドル)
 《試合経過》第1ピリオド、倉本はバランスを崩して自滅のような形で2失点。終了間際にがぶりからバックを取って2-2。第2ピリオドはお互いに決め手に欠けてポイントがなく、2-2のまま終わってラストポイントを取った倉本の手が上がった。

2回戦 ○[4-1]Ravinder Singh(インド)
 《試合経過》第1ピリオド、倉本は相手に警告を与え、相手も倉本に警告を与えたが、お互いにグラウンド攻撃は実らず。2分40秒、倉本がバックを取って2-0。第2ピリオド、倉本は2度目の警告を取られて1失点。グラウンドは守る。4分46秒、倉本がバックを取って2点を取り、4-1で試合終了。

1回戦  BYE


 【71kg級】江藤紀友(自衛隊練馬)    24位=30選手出場

1回戦 ●[Tフォール、2:16=0-8]Rasul Chunayev(アゼルバイジャン)
 《試合経過》第1ピリオドの1分50秒ころに警告でパーテールポジションとなった江藤。強烈なバック投げ2連発を防げず、0-8とされた。


 【98kg級】大坂昂(三菱電機)    17位=30選手出場

1回戦 ●[1-4]Hardeep Singh(インド)
 《試合経過》第1ピリオド、先に警告を取られた大坂だが、グラウンドは守る。しかし1分55秒に胴タックルを決められ2失点。第2ピリオド、大坂は2度目の警告を取られて1失点。4分30秒、大阪が投げて1点は入ったが、体を入れ替えられて1点を失い、1-4となって試合終了。