2014.09.14

音泉秀幸(ALSOK)が2勝を挙げて8位入賞…世界選手権第6日

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

初出場で8位入賞を果たした音泉秀幸(ALSOK)

 【タシュケント(ウズベキスタン)、撮影=保高幸子】世界選手権第6日は9月14日、ウズベキスタン・タシュケントで男子グレコローマン3階級が行われ、日本は3選手とも上位進出ならなかった。

 66kg級の音泉秀幸(ALSOK)は1回戦戦でストックホルム・オープン優勝のフレドリック・ベーレフース(デンマーク)、2回戦で世界学生選手権3位のドニール・イスラモフ(モルドバ)を破ったものの、3回戦で2010年60kg級世界王者のハサン・アリエフ(アゼルバイジャン)に0-6で黒星。アリエフが決勝へ進めなかったため、敗者復活戦へ回れなかったが、8位に入賞した。

 80kg級の角雅人(自衛隊)は1回戦でアフリカ選手権2位のイスケンダー・ミッサオウイ(チュニジア)に黒星。130kg級の園田新(拓大)は、1回戦でフリースタイルで3度世界一になってグレコローマンに転向したバイリャル・マホフ(ロシア)に一時4-0とリードしたが、最後はフォール負け。ともに敗者復活戦へ回れなかった。

 各選手の成績は下記の通り。


 ◎男子グレコローマン

 【66kg級】音泉秀幸(ALSOK)    8位=38選手出場

3回戦 ●[0-6]Hasan Aliyev(アゼルバイジャン)
 《試合経過》第1ピリオド、警告を取られた音泉はパーテールポジションからリフト技を受けるが、辛うじて1点に抑える。第2ピリオド、相手に警告を与えた音泉はスタンドを選択。終盤、背後に回り込まれ、4点となるバック投げを受けてしまう。もう一度受け、1点で抑えたが、0-6とされてしまった。

2回戦 ○[警告、4:14=2-0]Donior Islamov(モルドバ)
 《試合経過》第1ピリオド、音泉は相手に警告を与えてパーテールポジションを選択するが、すぐに立たれる。0-0のまま終了。第2ピリオド、警告を取られてパーテールポジションの防御。ここで相手がフライングし、2度目の警告で音泉に1点。

1回戦 ○[5-0]Fredrik Holmquist Bjerrehuus(デンマーク)
 《試合経過》第1ピリオド、相手に警告を与えた音泉はスタンドを選択。2分52秒、胴タックルで2点を先制。第2ピリオドの中盤、バックを取って4-0。さらに2度目の警告を与えて1点を加え、パーテールポジションからの攻撃は実らなかったが5-0。


 【80kg級】角雅人(自衛隊)     29位=29選手出場

1回戦 ●[Tフォール、2:07=0-10]Mohamed Skander Missaoui(チュニジア)
 《試合経過》第1ピリオドの40秒、そり投げで1点を失った角。1分すぎにも4点となるそり投げを受けてしまった。さらに2分、腕を極められてのそり投げを受け4失点。日本陣営のチャレンジは失敗し、0-10となった。


 【130kg級】園田新(拓大)      19位=23選手出場

1回戦 ●[フォール、2:454-5]Bilial Makhov(ロシア)
 《試合経過》第1ピリオドの開始20秒、相手の突進を園田が首投げで投げ、フォールの体勢へ。しかし逃げられ、逆にバックを取られる。当初の判定は2点。日本陣営のチャレンジによって4点となった。園田はそり投げを仕掛けた乗られて2失点。再度のそり投げも体を預けられ、そのままフォールされた。