※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
■鴨居正和の2014年世界選手権成績 1回戦 ●[3-6]Vladimir Vladimirov Dubov(ブルガリア) ※敗者復活戦へ回れず |
(撮影=保高幸子) ブルガリア選手と初戦で闘う鴨居正和(山梨学院大)
鴨居 自分のペースでいこうと思ったが、慎重になりすぎ、相手に合わせずぎたかな、と思います。
――30秒ルールで1点を先制していい滑り出しでしたが。
鴨居 守りに入って取られてしまった。そのあとタックルに入り、うまく処理できていれば追いつけたが、処理できずに逆に取られてしまって…。ここが大きかった。
――初めての世界選手権のムードとかはどうでしたか?
鴨居 今まで経験したことのない設備やチームのサポートで、強い選手ばかりの大会だと思いました。
――具体的な収穫は?
鴨居 世界選手権となると、だれとやっても強いし、気の抜ける試合はないんだな、と思いました。1試合、1試合が勝負だと思います。
――技術面での課題は?
鴨居 タックルの処理と相手を動かしていくような組み手です。それができれば、違った試合ができたと思う。
――大会前、「最初で最後の世界選手権かも」と言っていましたが、今回の悔しさで変わりましたか?
鴨居 今のところはやり切った感じです。とりあえず年内の試合に全力を尽くします。