※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
ロシアのノーボスチ通信によると、ウズベキスタンの保健省は9月8日からタシュケントで行われる世界選手権で、エボラ出血熱による被害が拡大している西アフリカの国の選手の参加について、国際レスリング連盟(FILA)に対して「現在のエボラ出血熱の状況を考えると、西アフリカ諸国からの選手を招待を控えてほしい」との回答を送った。
FILAは、エボラ出血熱による被害が大きいナイジェリアとシエラレオネの2ヶ国からも世界選手権へのエントリーがあり、入国を認めてほしいとウズベキスタンに対して要望していた。
ウズベキスタン保健省は、アフリカの他の国の参加選手についても、滞在中は医師の監視下におくとし、被害の拡大に細心の注意を払うという。
ロイター通信によると、史上最悪の流行となったエボラ出血熱は、西アフリカ4ヶ国で約1500人の死者が確認されているが、実際はその4倍。感染者は2万人を超える見込みとされている。
29日には新たにセネガルでも感染が確認された。セネガルからも世界選手権に3選手がエントリーしている。