※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
14~18歳の選手を対象とした第2回ユース・オリンピックが8月16日、中国・南京で開幕し、この日は開会式が行われたが、西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱の感染拡大により、ナイジェリアのレスリング選手が出場できないことになった。
各メディアの報道によると、国際オリンピック委員会(IOC)は西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱の予防のため、ユース・オリンピックの格闘技と水泳から感染地域の3選手を除外すると発表した。世界保健機関(WHO)のガイドラインに沿った安全対策と説明した。
当初はシエラレオネとリベリアが不参加と報じられたが、その後、IOCのバッハ会長が、ナイジェリアが政府の方針に従って参加を取りやめたと発表した。
具体的な選手名は明らかにされていないが、レスリングでは女子48kg級にナイジェリア選手のエントリーがあった。
大会には約200の国・地域から約3800人の選手が参加。レスリングは25日から試合が行われ、男子フリースタイル76kg級に山崎弥十朗(埼玉・埼玉栄高)、女子52kg級に向田真優(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院)が出場する。