※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(文・撮影=増渕由気子) ユース・オリンピックに出場する(左から)山崎弥十朗、吉村祥子コーチ、向田真優
4年前の第1回大会(シンガポール)も2選手が出場し、高橋侑希(現山梨学院大)と宮原優(現東洋大)がともに優勝している。吉村監督は「女子の向田はタックルを主体とした攻撃的なレスリングができる選手。弥十朗も攻撃的で体のバランスがいい選手。世界カデット選手権でも3位に入っていますし、金メダルの望みは高い」と好成績を期待する。
同監督は2大会連続アベック優勝のかぎとして、「前回大会は開会式終わってすぐ試合だったので、調整がうまくいきました。今回は大会の一番最後という日程で、それまでの調整次第です」と話した。練習パートナーの帯同がないため、現地での調整がより課題となりそうだ。向田は吉村監督といつも通りの練習を積めそうだが、山崎は調整次第で結果が変わりそうだ。 日本選手団結団式
日本は今大会、28競技中21競技に参加する。結団式には選手78名、役員やコーチ合わせて120名が一堂に会した。
藤原庸介団長は、「メダルをいくつとは申し上げない。参加される選手は、ちょうど伸び盛り。ユース・オリンピックを契機に今後、さらに成長してもらうことが一番の目標です。この目標を達成するために、今までのベストを出してほしい」と選手たちを激励した。
選手団は13日に南京へ出発する。