※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
組み合わせ | 50kg | 55kg | 60kg | 66kg | 74kg | 84kg | 96kg | 120kg |
【個人戦日程】8月4日(月)~5日(火)
インターハイでも吹き荒れるか、いなべ総合学園旋風。左から藤波勇飛、藤田雄大、成國大志の全国高校選抜王者
全国選抜大会王者は55kg級に出場する一方、55kg級王者の藤田雄大(三重・いなべ総合学園)が参戦する。体重調整が課題となろう。それがうまくいけば優勝候補の筆頭となるだろう。
5月のアジア・カデット選手権50kg級優勝の乙黒拓斗(東京・帝京高)が対抗か。全国高校選抜大会2位の選手は不出場ということもあり、同3位の斎藤僚太(埼玉・花咲徳栄)と田代拓海(佐賀・鳥栖工)にも大きなチャンスとなる。
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【55kg級】
全国高校選抜大会王者の成國大志(三重・いなべ総合学園)が階級を上げて2年連続優勝を目指す。階級が変わっているのでノーシード。1回戦からの出場となるが、どうか。
第1シードは、全国高校選抜大会2位で関東高校大会優勝の吉村拓海(埼玉・埼玉栄)。順調に勝ち上がれば成國とは準決勝で対戦する。
反対のブロックは、全国高校選抜大会3位でJOC杯ではジュニア55kg級で2位に躍進している長谷川敏裕(東京・自由ケ丘学園)、九州高校大会優勝でグレコローマンでアジア&世界カデット選手権に出場している諏訪間翔太郎(佐賀・鳥栖工)の争いか。
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【60kg級】
米澤圭(秋田・秋田商)が全国高校選抜大会、東北高校大会に続く優勝を目指す。全国高校選抜大会2位の佐々木巧海(群馬・館林)のリベンジなるか。関東高校大会で佐々木を破った乙黒圭祐(東京・帝京)も優勝争いに加わる力は十分。
JOC杯カデット58kg級優勝の榊大夢(鹿児島・鹿屋中央)、全国高校選手権3位の嶋江翔也(佐賀・鳥栖工)の九州勢が踏ん張るか。
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【66kg級】
全国高校選抜大会を制し、JOC杯ジュニア66kg級では大学生5選手を破って2位に躍進した藤波勇飛(三重・いなべ総合学園)の優位は動くまい。昨年は全国高校選抜大会で勝ちながらインターハイで不覚を喫しているので、今年こそは春夏連覇を達成したいところ。
全国高校選抜大会2位の伊藤駿(京都・網野)、7月の世界カデット選手権63kg級で3位入賞を果たした梅林太朗(東京・帝京)、アジア・カデット選手権63kg級2位の中村剛士(埼玉・花咲徳栄)らが、どう挑むか。
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【74kg級】
全国高校選抜大会の決勝を争った吉田隆起(和歌山・和歌山北)と中橋涼(愛媛・八幡浜工)の闘いが再現されるか。その時は吉田が3-1の勝利。実力は接近していたが、今回はどうか。
同3位でアジア・カデット選手権出場を果たしている松雪泰成(愛知・星城)、関東高校大会優勝の田辺雄史(埼玉・花咲徳栄)、同2位の奥田海人(茨城・霞ヶ浦)らも優勝を狙う力は十分。
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【84kg級】
全国高校選抜大会優勝の山崎弥十朗(埼玉・埼玉栄)は、そのあとJOC杯(76kg級)、アジア・カデット選手権(同)、関東高校大会と優勝を重ね、7月の世界カデット選手権でも3位と好調を維持。今月末のユース・オリンピックにつなげるためにも、完ぺきな勝ち方が求められるだろう。
全国高校選抜大会2位で世界カデット選手権グレコローマン85kg級5位の藤井達哉(滋賀・栗東)が勢いを止められるか。
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【96kg級】
全国高校選抜大会王者は不出場。県予選で春の王者を退けて出てくるのはアジア・カデット選手権85kg級優勝の石黒駿士(埼玉・花咲徳栄)。1階級上での闘いを制することができるか。
全国高校選抜大会2位の恒石昌輝(高知・高知東)、同3位の二ノ宮寛斗(岐阜・岐南工)と脇田俊之(京都・京都八幡)にも優勝のチャンスは十分。恒石が優勝すれば高知県選手としては大会史上初の優勝となる。
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【120kg級】
全国高校選抜大会を圧勝優勝した山本泰輝(静岡・飛龍)が、その強さを再現するか。JOC杯ジュニアでは大学生3選手を破って優勝するなど、強さは抜群。他を大きくリードしていると言っていい。
決勝で相対するのが予想されるのは全国高校選抜大会2位の山本泰丈(埼玉・花咲徳栄)。関東高校王者の意地を見せられるか。同3位の津山丈証(滋賀・栗東)と藤田誠(岡山・高松農)の意地にも期待。