※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界カデット選手権第3日は7月17日、スロバキア・スニナで女子5階級が行われ、38kg級の田口あい(岐阜・マイスポーツハウス)、43kg級の須崎優衣(JOCエリートアカデミー)、49kg級の加賀田葵夏(東京・文化学園大杉並高)が、いずれも4試合すべてをフォール、またはテクニカルフォールで勝って優勝した。加賀田は3年連続優勝。56kg級の入江くみ(福岡・小倉商高)が銅メダルを獲得した。
加賀田は欧州カデット選手権2位のスザンナ・ゲオルギナ・セイカリウ(ルーマニア)らに3連勝。決勝で欧州カデット選手権52kg級優勝のレイラ・クルバノバ(アゼルバイジャン)をフォールで破った。この大会の3連覇は、昨年の古市雅子に続き2人目。
今年のアジア・カデット選手権でも優勝している田口は、同2位のカザフスタン選手や同3位のモンゴル選手など相手に3連勝。決勝は昨年2位のクリストナ・イェレナ・ゾルタン(ルーマニア)に10-0のテクニカルフォール勝ちした。国際大会は、2度のアジア・カデット選手権とクリッパン女子国際大会に続き、4大会連続優勝。
須崎は昨年40kg級3位のロシア選手などを破って決勝へ進み、アジア・カデット選手権3位のソヌ(インド)を破った。4試合で失点0だった。
入江は2連勝のあと、準決勝で昨年3位のテシャ・アロ(米国)に3-4で黒星。そのあと、3位決定戦で欧州カデット選手権3位のウクライナ選手をフォールで下した。
65kg級の木村夕貴(東京・安部学院高)は2回戦で欧州カデット選手権3位のウクライナ選手に敗れ、敗者復活戦へ回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。
◎女子
【38kg級】田口あい(岐阜・マイスポーツハウス) 優勝=10選手出場
決 勝 ○[Tフォール、10-0]Cristina-Elena Zoltan(ルーマニア)
準決勝 ○[Tフォール、1:46=10-0]Sujata Sujata(インド)
2回戦 ○[Tフォール、10-0]Laura Almaganbetova(カザフスタン)
1回戦 ○[フォール、1:33=13-2]Tsedendamba Lkhamkhuu(モンゴル)
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【43kg級】須崎優衣(JOCエリートアカデミー) 優勝=13選手出場
決 勝 ○[フォール、6-0]Sonu Sonu(インド)
準決勝 ○[Tフォール、0:47=10-0]Ulkar Babajeva(アゼルバイジャン)
2回戦 ○[Tフォール、10-0]Fatme Mandeva(ブルガリア)
1回戦 ○[Tフォール、10-0]Veronika Gurskaya(ロシア)
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【49kg級】加賀田葵夏(東京・文化学園大杉並高) 優勝=18選手出場
決 勝 ○[フォール、8-2]Leyla Qurbanova(アゼルバイジャン)
準決勝 ○[Tフォール、11-0]Kremena Petrova(ブルガリア)
3回戦 ○[フォール、0:14=4-0]Suzanna-Georgiana Seicariu(ルーマニア)
2回戦 ○[Tフォール、1:08=14-2]Tamara Dollak(ハンガリー)
1回戦 BYE
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【56kg級】入江くみ(福岡・小倉商高) 3位=19選手出場
3決戦 ○[フォール、10-0]Tatyana Rizhko(ウクライナ)
準決勝 ●[3-4]Alo Teshya(米国)
3回戦 ○[フォール、0:50=4-0]Paulina Tsan(ベラルーシ)
2回戦 ○[フォール、0:34=4-0]Elena-Ionela Scarlatescu(ルーマニア)
1回戦 BYE
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【65kg級】木村夕貴(東京・安部学院高) 8位=15選手出場
2回戦 ●[0-5]Alina Levytska(ウクライナ)
1回戦 ○[6-0]Aleksandra Kotlewska(ポーランド)
※敗者復活戦へ回れず