※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
フランス男子チーム
男子フリースタイルは7月9日から全日本合宿がスタートした。合宿開始にあたり、和田貴広・男子フリースタイル強化委員長(国士舘大教)は選手に「世界選手権とアジア大会の代表が決まったが、出場することで満足してはならない。基準は世界で勝つこと。フランスの選手とも積極的に練習してほしい。フランスから(ポイントを)取れなければ、世界の選手から取ることはできない」とアドバイスし、世界を見据えた練習を注文した。
今回来日したフランスの選手は、若手もいて、実力的には日本のトップ選手の方が上。しかし、和田委員長は外国の選手との手合せは「刺激になる」と参加を歓迎。今月下旬からは2大会の代表選手がポーランドへ遠征して「シオルコウスキ国際大会」に参加する計画だが、「それを前に、外国選手との闘いを思い出し、慣れてほしい」と、対外国選手の“前哨戦”と位置づける。
合宿は17日まで続く。同委員長は、世界選手権で上位入賞するには国内大会よりも多くの試合をこなさなければならないことを指摘し、「体力を十分につけてほしい」ともリクエスト。実戦練習と体力づくりの二本柱で9月の決戦へ向かう。
フランス&韓国女子チーム
全日本チームの吉村祥子コーチ(エステティックTBC)は「韓国選手は去年12月にも来ている。パワーがついて、しつこくなっている」と敵の成長を認め、その分、いい練習になっていることを感じているようだ。
フランス選手は、外国選手に多いカウンタータイプの選手。「日本選手同士の練習は攻め合うので、(国内では)カウンタータイプの選手と練習する機会が少ない。そうしたタイプの相手と闘う時の練習になる」と話した。
11日からの“女子レスリングの虎の穴”での練習について、成富監督は「あの坂道なのでの練習にはついてこられないでしょう。日本選手はしっかりとこなし、強さを見せつけてほしい」と話し、日本の強さをアピールすることを望んだ。
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![]() 男子はこの日から合宿 |
![]() 練習するフランス選手 |
![]() フランス選手にローシングルを試す田中幸太郎(阪神酒販) |
![]() 和田貴広・強化委員長も熱烈指導 |
![]() 全日本合宿初参加のJOC杯フリースタイル120kg級優勝の山本泰輝(静岡・飛龍高) |
![]() 首都圏のチームが集まった女子の練習 |