2014.07.09

イラン代表になれるか、オリンピック王者のハミド・スーリヤンら

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 イランの国内選手権は先月行われたが、出場していなかったり優勝できなかった強豪の今後のイラン代表権獲得の道が分かった。

 男子グレコローマン59kg級で復帰したロンドン・オリンピックの55kg級金メダリストのハミド・スーリヤンは、負傷のためイラン選手権を欠場。同選手権優勝のベヘシリ・タラと2位のイマン・ダボウディとともに、8月2~3日のピトラシンスキ国際大会(ポーランド)に出場し、代表権を争うという。

 71k級は、2011年世界選手権66kg級優勝で今回のイラン選手権75kg級で優勝したサエイド・アブデバリと、イラン選手権71k級1位のアフシン・ビアバンガードがピトラシンスキ国際大会に出場し、世界選手権代表を争うという。空いた75k級の代表は、国内合宿でトライアルが行われる。

 スーリヤンと同じくロンドン・オリンピックの60kg級を制したオミド・ノールジは、イラン選手権は71kg級に出場して準決勝で棄権。世界選手権は66kg級で目指すようで、イラン選手権66kg級の1、2位の選手と国内合宿中にトライアルを行い、代表を決める。

 98kg級で2位に終わったロンドン・オリンピック96kg級優勝のガセム・レザエイについては、救済はないもよう。

 フリースタイルでは、負傷で65kg級のイラン選手権に出場できなかったアジア選手権王者のセイェド・モハマディが、優勝したメイサン・ナシリとともに、8月2~3日のシオルコウスキ国際大会(ポーランド)に出場し、イラン代表を争う。

 125kg級も、優勝したパルビズ・ハディとロンドン・オリンピック120kg級2位でことしのアジア選手権を制したコメイル・ガセムが、ジオルコウスキ国際大会に出場し、世界選手権とアジア大会の代表を分け合う。