※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
国際レスリング連盟(FILA)は6月27日、公式ホームページ上で、2015年の主要大会の日程を発表。アジア選手権の開催地として「候補」だったカタール・ドーハが、正式に決定したもよう。
男子フリースタイルのワールドカップも、テヘラン(イラン)とロサンゼルス(米国)が候補だったが、昨年に続いてロサンゼルスとなった。
アジア・ジュニア選手権は、ミャンマーの首都ネピドーで行われる。ミャンマーでFILA主催大会が行われるのは初めて。他に、キューバ、マーシャル諸島でもFILA主催大会が初めて行われる。
FILAのネナド・ラロビッチ会長(セルビア)は「レスリングはグローバルなスポーツ。レスリングを世界に広め、競技者、観戦者とも増やすための努力が2015年の大会日程に表れている」と話し、今後、レスリングの発展途上国での大会が増えていきそう。
ブラジル開催が決定していた世界ジュニア選手権は、ブラジル北東部のレシェフで行われることになった。今月のサッカー・ワールドカップの日本の初戦が行われた都市で、「外務省の危険情報」、および「在ブラジル日本大使館の治安情勢」は下記の通り。心配の種となりそう。
「外務省の危険情報」 ペルナンブコ州大レシフェ圏においては、2012年の統計によると殺人事件が1,582件発生しました。人通りの多い市内でも、けん銃を使用した強盗事件が昼夜問わず発生しており、強盗と警察との銃撃戦で一般市民が被害に遭うケースもありますので十分な注意が必要です。 また、レシフェ市内には貧民窟が点在しており、貧民窟内では麻薬の密売等の事件が頻繁に起こっており大変危険です。多くの買い物客で賑わう大型ショッピン グセンターの周囲にも例外なく貧民窟が存在しており、特にリオ・マールショッピングセンターの周囲では強盗事件が多発しております。 強盗事件に遭遇 し、強引に逃走を図ったため犯人に発砲されるというケースも多々ありますので、万一強盗事件に遭遇した際は犯人を刺激する行動は避けてください。 |
「在ブラジル日本大使館の治安情勢」 当地では、銃器を使用した殺人や強盗等の凶悪犯罪が多発しております。犯罪手口も凶悪化しており、貧しい 人々が住む貧民窟が市内に点在しており、違法薬物の売買や強盗などの犯罪の温床となっています。人通りの多い商業地区でも警察と強盗団の銃撃戦が昼夜問わ ず発生しており、流れ弾で多くの市民が死傷しています。観光地でも、観光客を狙った拳銃、ナイフ等を用いた強盗事件が発生しています。 2012年、レシフェ大都市圏の殺人件数は減少傾向にありますが、市内では依然として拳銃を使用した凶悪犯罪が後を絶たちません。当地では被害者側も拳銃を所持している場合があり、犯人と被害者との銃撃戦に周囲の人が巻き込まれる場合があります。 |
女子ワールドカップやアジア・カデット選手権は未定。9月7日にウズベキスタン・タシュケントで行われるFILA総会後のカレンダー会議で、正式に決まるものと思われる。
2015年の主な大会日程は下記の通り。
1月30~31日: テスト・イベント=女子(ブラジル・リオデジャネイロ)
2月14~15日: ワールドカップ=男子グレコローマン(イラン・テヘラン)
2月28日~3月1日: ワールドカップ=女子(未定)
3月(期日未定): ワールドカップ=男子フリースタイル(米国・ロサンゼルス)
5月6~10日: アジア選手権(カタール・ドーハ)
6月11~14日: アジア・ジュニア選手権(ミャンマー・ネピドー)
7月9~12日: アジア・カデット選手権(未定)
8月11~16日: 世界ジュニア選手権(ブラジル・レシフェ)
8月25~30日: 世界カデット選手権(ボスニアヘルツゴビナ・サラエボ)
9月7~13日: 世界選手権(米国・ラスベガス)