※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界選手権とアジア大会の代表を発表する栄和人強化委員長
男子は1位の選手を両大会に派遣する方向で考えていましたが、両大会の日程が近いということで、減量やけがなどのリスクを考えた時、両大会派遣でいいのかという意見が出ました。そこで、2020年の東京オリンピックで金メダルを獲得へ向け、若い選手を今から強化させる目的のために、両大会に1位と2位の選手を完全に分けました。
当初は1位の選手がアジア大会の予定でしたが、1位の選手の希望を聞いて分けました。結果、ベテランの選手の多くはアジア大会を選び、若手の多くが世界選手権という顔ぶれになりました。
目標のメダルの数は、世界選手権の女子は、4、5個の金メダル、男子は2、3個のメダルを獲って1人が金メダルを獲れたらよいかな、と思っています。
アジア大会は、女子は4階級しかありませんから、3つのメダル、2つの金メダルを目標にしたい。男子はかなりの経験者がそろい、オリンピックのメダリストもいますので、両スタイルで4つの金メダルがほしかな、と思います」