※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(取材=増渕由気子、三次敏之、渋谷淳、平岡櫻子)
■女子48kg級・登坂絵莉(至学館大=宮原優との全日本チャンピオン同士の闘いに勝って優勝)「強い選手がたくさんこの階級に落としてきて、不安な気持ちも少しあったのですが、優勝できてホッとしています。(宮原は)小さい時からずっとオリンピックを目指して一緒に闘ってきて、階級が変わっても変わらなくても、いずれ闘うというつもりでずっといました。試合前、栄監督から『自分の階級は自分で守れ』と激励されたことも励みになりました。アジア大会は4年に一度ということで、強い選手もたくさん出場してくると思う。気を抜かないで優勝したいです」
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■女子53kg級・吉田沙保里(ALSOK=新階級で優勝)「新階級で初の(国内)大会だったのですが、体重が軽い分、対戦相手の動きが早かったように感じました。慣れていかないといけないと思いました。準決勝で先制されたのは、見えないタックルだったのでびっくりしたからです。(相手の)田中亜里沙選手はいいものを持っていることを知っていて、警戒はしていたのですが、そういった部分も反省点です。今大会、新しい階級で、新しいことをたくさん知ることができてよかったです。世界選手権が53kg級、アジア大会は55kg級なので、世界選手権が終わったらまたしっかり食べて、パワー負けしないようにしていきたいと思います」
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■女子58kg級・伊調馨(ALSOK=新階級で順調に優勝)「(決勝は)自分からなかなかポイントに取りにいけなかったので、世界選手権に向けて、もう1回しっかりやっていきたい。(川井)梨紗子は練習でもやりにくい選手の一人。独特のレスリングで、右利きだけど左のタックルだったりする。自分にとっていい練習ができる。今後も梨沙子と切磋琢磨していければと思う。(58kg級の実戦があまりないので)世界選手権までに1つでも2つでも試合をこなして、自分のレスリングを確立させたい」