【６・14～15明治杯全日本選抜選手権・展望（16）】男子フリースタイル57kg級…盤石の“森下時代”、築けるか？

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

男子グレコローマン	59kg級	66kg級	71kg級	75kg級	80kg級	85kg級	98kg級	130kg級
男子フリースタイル	57kg級	61kg級	65kg級	70kg級	74kg級	86kg級	97kg級	125kg級
女　　　　子	48kg級	53kg級	55kg級	58kg級	60kg級	63kg級	69kg級	75kg級

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《大会要項》

■６月14日（土）：
男子フリースタイル 61・70・86・97・125kg級 ／ 男子グレコローマン 59・71・80・98kg級 ／ 女子 55・60・63・69・75kg級

■６月15日（日）：
男子フリースタイル 57kg級・65・74kg級 ／ 男子グレコローマン 66・75・85・130kg級 ／ 女子 48・53・58kg級

《男子・日本代表選考方法》 　基本的に１位選手を世界選手権とアジア大会に派遣する。実力伯仲の階級は、１位の選手をアジ ア大会、２位の選手を世界選手権などに分けて派遣する。全日本選手権で優勝した選手が今大会も優勝した場合は、その選手が１位で、今大会の２位選手が２ 位。今大会の優勝者と全日本選手権の優勝者によるプレーオフが行われた階級は、勝者が１位、敗者が２位。 　（同階級に２人の全日本選手権優勝者が出場し、別の選手が今大会で優勝した場合は、全日本王者同士が対戦し、勝者と今大会の優勝者とがプレーオフを行う）

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　【男子フリースタイル57kg級展望】

　全日本選手権55kg級を制した森下史崇（ぼてぢゅう＆Bum's）に、同２位で昨年優勝の稲葉泰弘（警視庁）がリベンジを目指す。昨年の大会で森下を破っている高橋侑希（山梨学院大）が、その再現と日本代表権の奪取にかける。

　森下は２～３月にタクティ・カップ（イラン）、ヤシャ・ドク国際大会（トルコ）ワールドカップ（米国）に出場して鍛え、４月のアジア選手権（カザフスタン）は３位入賞。精力的に遠征をこなして結果を出している。

　稲葉も３月のモンゴル・オープンで２位など衰えぬ実力を示し、高橋もヤシャ・ドク国際大会３位。３選手とも冬の遠征の成果を発揮して優勝を引き寄せたいところ。

　国体で森下を破った守田泰弘（和歌山県教育庁）にも優勝の可能性は十分。東日本学英リーグ戦で高橋と大接戦を展開した昨年の55kg級アジア・ジュニア王者の山崎達哉（日体大）の成長も見逃せない。

　高校四冠王者（全国高校選抜大会、ＪＯＣ杯カデット、インターハイ、国体）の樋口黎（日体大）らがどこまで上位へ食い込めるか。樋口は東日本学生リーグ戦でも上級生相手に実力の片りんを見せている。

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■森下史崇の最近の主な日本選手との対戦成績

2013年	12月	全日本選手権	森下史崇	○	ＴＦ、2:19=9-1	●	稲葉泰弘
			森下史崇	○	５－３	●	高橋侑希
	11月	全日本大学選手権	森下史崇	○	６－２	●	高橋侑希
	10月	国民体育大会	森下史崇	●	５－８	○	守田泰弘
	８月	全日本学生選手権	森下史崇	○	５－２	●	高橋侑希
	６月	全日本選抜選手権	森下史崇	●	５－11	○	稲葉泰弘
			森下史崇	●	８－８Ｂ	○	高橋侑希
	５月	東日本学生リーグ戦	森下史崇	●	０－２（1-2,0-1=2:03）	○	高橋侑希
2012年	12月	全日本選手権	森下史崇	○	２－１（0-1,5-1,2-0）	●	守田泰弘
			森下史崇	○	２－０（1-0､TF7-0=1:19）	●	高橋侑希
	11月	全日本大学選手権	森下史崇	●	１－２（5-0,0-1=2:06.1-2）	○	高橋侑希
	10月	国民体育大会	森下史崇	●	０－２（1-1L,1-3）	○	守田泰弘
	８月	全日本学生選手権	森下史崇	○	２－１（3-0,1-3,1-0=2:01）	●	高橋侑希
	６月	全日本選抜選手権	森下史崇	●	０－２（2-3,4-11）	○	稲葉泰弘

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■高橋侑希の最近の主な日本選手との対戦成績

2013年	12月	全日本選手権	高橋侑希	●	３－５	○	森下史崇
			高橋侑希	○	ＴＦ、3:48=9-2	●	守田泰弘
	11月	全日本大学選手権	高橋侑希	●	２－６	○	森下史崇
	10月	国民体育大会	高橋侑希	○	ＴＦ、3:30=7－0	●	守田泰弘
	８月	全日本学生選手権	高橋侑希	●	２－５	○	森下史崇
	６月	全日本選抜選手権	高橋侑希	●	ＴＦ、1:39=7-0	○	稲葉泰弘
			高橋侑希	○	８Ｂ－８	●	森下史崇
			高橋侑希	○	７－３	●	守田泰弘
	５月	東日本学生リーグ戦	高橋侑希	○	２－０（2-1,1-0=2:03）	●	森下史崇
2012年	12月	全日本選手権	高橋侑希	●	０－２(0-1,TF0-7=1:19）	○	森下史崇
	11月	全日本大学選手権	高橋侑希	○	２－１（0-5,1-0=2:06,2-1）	●	森下史崇
	10月	国民体育大会	高橋侑希	○	２－０（3-1,1-0）	●	守田泰弘
			高橋侑希	●	０－２（1-4,TF1-8=1:58）	○	稲葉泰弘

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■稲葉泰弘の最近の主な日本選手との対戦成績

2013年	12月	全日本選手権	稲葉泰弘	●	ＴＦ、2:19=1-9	○	森下史崇
	６月	全日本選抜選手権	稲葉泰弘	○	11－５	●	森下史崇
			稲葉泰弘	○	ＴＦ、1:39=7-0	●	高橋侑希
2012年	６月	全日本選抜選手権	稲葉泰弘	○	２－０（3-0,6-0=1:09）	●	守田泰弘
			稲葉泰弘	○	２－０（3-2,11-4）	●	森下史崇
			稲葉泰弘	○	２－０（4-1,8-1=1:58）	●	高橋侑希

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　【エントリー選手】

森下史崇（もりした・ふみたか＝ぼてぢゅう＆Bum's）
　1992年３月５日生まれ、22歳。茨城県出身。茨城・霞ヶ浦高～日体大卒。全日本選手権55kg級優勝。161cm。

稲葉泰弘（いなば・やすひろ＝警視庁）
　1985年10月21日生まれ、28歳。茨城県出身。茨城・霞ヶ浦高～専大卒。全日本選手権55kg級２位。163cm。

高橋侑希（たかはし・ゆうき＝山梨学院大）
　1993年11月29日生まれ、20歳。三重県出身。三重・いなべ総合学園高卒。全日本選手権55kg級３位。159cm。

守田泰弘（もりた・やすひろ＝和歌山県教育庁）
　1987年６月23日生まれ、26歳。山口県出身。福岡・三井高～日体大卒。全日本選手権55kg級８位。160cm。

樋口黎（ひぐち・れい＝日体大）
　1996年１月28日生まれ、18歳。大阪府出身。茨城・霞ヶ浦高卒。インターハイ55kg級優勝。162cm。

半田守（はんだ・まもる＝専大職）
　1990年５月28日生まれ、24歳。京都府出身。京都・網野高～専大卒。全日本選手権55kg級４位。164cm。

中村倫也（なかむら・りんや＝専大）
　1995年３月23日生まれ、19歳。埼玉県出身。埼玉・花咲徳栄高卒。全日本選手権55kg級６位。169cm。

西山凌代（にしやま・りょうだい＝拓大）
　1992年９月12日生まれ、21歳。香川県出身。香川・高松北高卒。全日本選手権55kg級５位。160cm。

山崎達哉（やまさき・たつや＝日体大）
　1993年４月17日生まれ、21歳。大阪府出身。東京・自由ヶ丘学園高卒。2012年」アジア・ジュニア選手権55kg級優勝。162cm。

桑木黎（くわき・れい＝自衛隊）　
　1990年５月16日生まれ、24歳。岐阜県出身。岐阜・岐南工高～中京学院大卒。全国社会人オープン選手権60kg級２位。164cm。

赤澤岳（あかざわ・がく＝日本大クラブ）
　1990年６月21日生まれ、23歳。東京都出身。花咲徳栄高卒。日本大    全日本選手権60kg級５位。165cm。

川野陽介（かわの・ようすけ＝自衛隊）　
　1992年３月12日生まれ、22歳。宮崎県出身。宮崎・宮崎日本大高卒。全日本選手権55kg級７位。166cm。

大城一晟（おおしろ・いっせい＝国士舘大）
　1994年６月11日生まれ、20歳。沖縄県出身。沖縄・浦添工高卒。ＪＯＣ杯55kg級優勝。165cm。

入江雄平（いりえ・ゆうへい＝長崎・島原三会中教）
　1986年10月21日生まれ、27歳。長崎県出身。長崎・島原工高～日体大卒。国体55kg級３位。161cm。

伊藤優（いとう・ゆう＝群馬大）
　1993年11月５日生まれ、20歳。長崎県出身。長崎・島原高卒。全日本学生選手権55kg級３位。160

黒澤翔（くろさわ・しょう＝早大）
　1993年10月28日生まれ、20歳。茨城県出身。茨城・鹿島学園高卒。東日本学生春季新人選手権60kg級優勝。167cm。

津田孝司郎（つだ・こうしろう＝中京学院大）
　1992年８月８日生まれ、21歳。愛媛県出身。愛媛・八幡浜工高卒。西日本学生選手権55kg級優勝。160

小栁和也（こやなぎ・かずや＝山梨学院大）
　1996年２月２日生まれ、18歳。長野県出身。山梨・韮崎工高卒。インターハイF２位。162cm。

藤田雄大（ふじた・ゆうだい＝三重・いなべ総合学園高）
　1996年７月17日生まれ、17歳。三重県出身。高選抜55kg級優勝。158cm。
 

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