※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
アジア・ジュニア選手権第3日は6月7日、女子4階級と男子フリースタイル2階級が行われ、女子72kg級の齋藤未来(東京・安部学院高)が3試合に勝って優勝、同55kg級の廣瀬瑠実(青山学院大)が銀メダル、63kg級の鈴木紅夏(東洋大)と男子フリースタイル120kg級の山本泰輝(静岡・飛龍高)が銅メダルを獲得した。
齋藤は韓国、モンゴルの選手を連破したあと、決勝で昨年のアジア・カデット選手権70kg級優勝のザミラ・バクバーゲノワ(カザフスタン)に7-6で競り勝って金メダルを手にした。2012年アジア・カデット選手権に続く国際大会の優勝。
廣瀬は2連勝して決勝へ進んだものの、昨年の大会で勝っている今年1月のヤリギン国際大会(ロシア)53kg級3位のバチェチェグ・アルタンチェチェグ(モンゴル)に2-10で敗れた。銀メダルは昨年と同じ成績。鈴木は初戦の準決勝で昨年優勝、4月のアジア選手権3位のエカテリナ・ラリノワ(カザフスタン)に敗れたが、続く3位決定戦でウズベキスタン選手を破って銅メダル。
山本は準決勝でカザフスタン選手に負けたあと、インド選手に勝って銅メダルを手にした。
女子48kg級の渡辺由香(法大)は体調不良で棄権。男子フリースタイル50kg級の植松勇斗(静岡・飛龍高)は初戦で敗、敗者復活戦へ回れなかった。
女子はこの日で終了し、「金3・銀1・銅1」を獲得。昨年の「金1・銀2・銅1」を上回った。国別対抗得点はモンゴル、カザフスタン、インドに続いて4位。
各選手の成績は下記の通り。
◎女子
【48kg級】渡辺由香(法大)
=体調不良で棄権=
----------------------------
【55kg級】廣瀬瑠実(青山学院大) 2位=8選手出場
決 勝 ●[2-10]Battsetseg Altantstseg(モンゴル)
準決勝 ○[Tフォール、12-1]Lalita Lalita(インド)
1回戦 ○[9-6]Kim Hong Sim(韓国)
----------------------------
【63kg級】鈴木紅夏(東洋大) 3位=7選手出場
3決戦 ○[Tフォール、10-0]Khalbazar Narbeva(ウズベキスタン)
準決勝 ●[フォール、3-4]Yekaterina Larionova(カザフスタン)
1回戦 BYE
----------------------------
【72kg級】齋藤未来(東京・安部学院高) 優勝=6選手出場
決 勝 ○[7-6]Zhamila Bakbergenova(カザフスタン)
準決勝 ○[Tフォール、12-1]Nominerdene Purvee(モンゴル)
1回戦 ○[フォール、6-0]Park Chae(韓国)
----------------------------
《国別対抗得点》
[1]モンゴル 67点、[2]カザフスタン 63点、[3]インド 60点、[4]日本 57点、[5]中国 41点、[6]韓国 35点
◎男子フリースタイル
【50kg級】植松勇斗(静岡・飛龍高) 10位=10選手出場
1回戦 ●[Tフォール、0-10]Sin Chol U(北朝鮮)
※敗者復活戦へ回れず
----------------------------
【120kg級】山本泰輝(静岡・飛龍高) 3位=7選手出場
3決戦 ○[Tフォール、12-1]Roubal Singh(インド)
準決勝 ●[Tフォール、1-11]Akbar Yelubaiuly(カザフスタン)
1回戦 ○[10-4]Bak Chan Myeong(韓国)