2014.06.07

齋藤未来(東京・安部学院高)が優勝…アジア・ジュニア選手権第3日(女子・男子フリースタイル)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 アジア・ジュニア選手権第3日は6月7日、女子4階級と男子フリースタイル2階級が行われ、女子72kg級の齋藤未来(東京・安部学院高)が3試合に勝って優勝、同55kg級の廣瀬瑠実(青山学院大)が銀メダル、63kg級の鈴木紅夏(東洋大)と男子フリースタイル120kg級の山本泰輝(静岡・飛龍高)が銅メダルを獲得した。

 齋藤は韓国、モンゴルの選手を連破したあと、決勝で昨年のアジア・カデット選手権70kg級優勝のザミラ・バクバーゲノワ(カザフスタン)に7-6で競り勝って金メダルを手にした。2012年アジア・カデット選手権に続く国際大会の優勝。

 廣瀬は2連勝して決勝へ進んだものの、昨年の大会で勝っている今年1月のヤリギン国際大会(ロシア)53kg級3位のバチェチェグ・アルタンチェチェグ(モンゴル)に2-10で敗れた。銀メダルは昨年と同じ成績。鈴木は初戦の準決勝で昨年優勝、4月のアジア選手権3位のエカテリナ・ラリノワ(カザフスタン)に敗れたが、続く3位決定戦でウズベキスタン選手を破って銅メダル。

 山本は準決勝でカザフスタン選手に負けたあと、インド選手に勝って銅メダルを手にした。

 女子48kg級の渡辺由香(法大)は体調不良で棄権。男子フリースタイル50kg級の植松勇斗(静岡・飛龍高)は初戦で敗、敗者復活戦へ回れなかった。

 女子はこの日で終了し、「金3・銀1・銅1」を獲得。昨年の「金1・銀2・銅1」を上回った。国別対抗得点はモンゴル、カザフスタン、インドに続いて4位。

 各選手の成績は下記の通り。 


 ◎女子

 【48kg級】渡辺由香(法大)
=体調不良で棄権=

----------------------------

 【55kg級】廣瀬瑠実(青山学院大)   2位=8選手出場
決  勝 ●[2-10]Battsetseg Altantstseg(モンゴル)
準決勝 ○[Tフォール、12-1]Lalita Lalita(インド)
1回戦  ○[9-6]Kim Hong Sim(韓国)

----------------------------

 【63kg級】鈴木紅夏(東洋大)   3位=7選手出場
3決戦  ○[Tフォール、10-0]Khalbazar Narbeva(ウズベキスタン)
準決勝 ●[フォール、3-4]Yekaterina Larionova(カザフスタン)
1回戦   BYE

----------------------------

 【72kg級】齋藤未来(東京・安部学院高)   優勝=6選手出場
決  勝 ○[7-6]Zhamila Bakbergenova(カザフスタン)
準決勝 ○[Tフォール、12-1]Nominerdene Purvee(モンゴル)
1回戦  ○[フォール、6-0]Park Chae(韓国)

----------------------------

 《国別対抗得点》
[1]モンゴル 67点、[2]カザフスタン 63点、[3]インド 60点、[4]日本 57点、[5]中国 41点、[6]韓国 35点


 ◎男子フリースタイル

 【50kg級】植松勇斗(静岡・飛龍高)   10位=10選手出場
1回戦 ●[Tフォール、0-10]Sin Chol U(北朝鮮)

 ※敗者復活戦へ回れず

----------------------------

 【120kg級】山本泰輝(静岡・飛龍高)   3位=7選手出場
3決戦  ○[Tフォール、12-1]Roubal Singh(インド)
準決勝 ●[Tフォール、1-11]Akbar Yelubaiuly(カザフスタン)
1回戦  ○[10-4]Bak Chan Myeong(韓国)