※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
イランの日本語ラジオ局「イラン・ジャパニーズ・ラジオ」は、男子グレコローマンのワールドカップでテヘランを訪れた国際レスリング連盟(FILA)のネナド・ラロビッチ会長(セルビア)が「イランはレスリングで影響力を持つ国」と称えたことを報じた。
ラロビッチ会長はイランのグーダルズィー・スポーツ青少年大臣と会談し、ワールドカップを成功裏に開催したことに感謝の意を表明。「レスリングはイランで非常に古い歴史を持っている。世界各地でレスリングの発展のための新たなアプローチが計画されており、各国のレスリング連盟とFILAとの協力の強化に向け努力がなされている」と話し、レスリング大国・イランに今後の協力を求めた。
前任のラファエル・マルティニティー会長(スイス)は、2002年のイランでの世界選手権の時に会場で不快な思いをしたこともあり、イランとの関係は良好ではなかった。ラロビッチ会長は昨年2月に会長代行に就任した後、FILAとイランとの関係改善を口にしていた。
イランは来年も男子両スタイルのワールドカップ開催に立候補している。