※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
既報の通り、ブラジルの女子8選手が5月10日に来日。東京・味の素トレーニングセンターに宿泊し、翌11日から全日本女子チームの合宿に参加している。
来日した選手は、ロンドン・オリンピック代表が1選手いるだけで、世界的には無名の選手が多いが、外国選手との闘いはやはり緊張感が漂う。日本も若手選手が数多く合宿に参加しており、実力養成にメリットのある練習ができている。
栄和人強化委員長は、技術的には発展途上だが、「下半身が強く、ばねのある選手が多い」と潜在的な能力を評価する。ただ、文化・習慣の違いもあるのだろうが、集合時の整列のスピーディーさなどは日本選手に比べるとかなり劣るという。
「日本に来た以上は、日本のやり方に従ってもらう」とし、15日までの全日本合宿で日本式を理解してもらい、その後の都内チームとの合同練習でも徹底していきたいという。
15日には、ブラジル・レスリング協会のペドロ・ガマ会長も来日する予定で、オリンピック開催を控える両国の親交が強まっていきそう。
![]() 全日本合宿に参加したブラジル・チーム |
![]() 練習するブラジル選手 |