2014.04.28

【アジア選手権最終日・特集】出場選手談話(男子グレlコローマン4選手)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

(4月27日、カザフスタン・アスタナ)


(取材=池田安佑美)

 ■75kg級銀メダル・金久保武大(ALSOK)「結果にこだわりすぎ、点を取られないようにしてしまったことで内容が散々だった。思い切りがなかったところは、西口監督(茂樹=強化委員長)にも指摘されました。調整も気持ちも作ってきたつもりですが、最後に攻めに踏み込む思い切りがなかった。ちょっとリスクがあっても攻めることは大切だなと思ったので、改善していきたい」

 ■66kg級・音泉秀幸(ALSOK)「(初戦が世界王者との対戦。競り負けて)詰めの甘さが大きな違いだと思う。1-0で相手が2コーションの場面は、コーションを狙いにいった。そこから攻撃につなげていこうかなと思ったら、くぐられてバックを取られた。やっぱり世界チャンピオンだなと思った。ただ、勝てそうな感覚はあったし、ちょっとの差なんだという確認はできました。課題はグランドの得点能力。コーションを獲れる自信があるので、先にパーレールポジションが来たときに必ず返せば勝てるとおもいます」

 ■80kg級・角雅人(自衛隊)「全体的に反省が多かった。投げの対処ができていないのと、両差しを差したのはよかったけど、相手の首投げが怖くて攻撃をできなかった。相手は(強豪の)イランでしたが、国は関係ないです。負けは負けです。1回戦と敗者復活戦、ともに1分半くらいで負けてしまった。今シーズンは80kg級で頑張ってオリンピックを目指して、そのあと85kg級に挑戦したいです」

 ■130kg級・前川勝利(早大)「初戦のカザフスタン戦は、最初のスタンドはまあまあだった。最初にコーションも取れたが、組んでからの投げを失敗してバックを取られて失敗した。最後は首投げを巻かれてしまった(5失点)。投げがうまい選手だったようで、組んだところをやられた。課題は組んで投げるというより、スタンドで押して我慢の勝負をすること。何が必要かということが分かった。6月の明治杯(全日本選抜選手権)でしっかり代表を取って、世界選手権とアジア大会に向けて、もう1回、自分のレスリングを見直して作り直したい」