※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(4月26日、カザフスタン・アスタナ)
(取材=池田安祐美)
■男子グレコローマン85kg級・鶴巻宰(自衛隊)「85kg級になって(従来の階級より)プラス1kgですが、相手の見た目がでかいと思った。自分は減量があまりなく、足が動く分、スタンドはきつくなかった。敗因はグラウンドで立ちに行ったときに失点してしまった。もう立てないなと思ったときの判断が必要だった。(4年前のアジア大会は銀メダルだが)今日みたいなレスリングをしていたら、アジア大会では勝てないと思っている。自分がやらなくてはいけないことを、ひとつひとつやっていきたいとおもう。状態は4年前よりいい。(85kg級では)まだ力の差はありますが、アジア大会で上位に食い込めるように頑張ります」
■71kg級・藤村義(自衛隊)「1回戦負けという、ふがいない結果に終わり、今日の課題がいっぱい見つかった。それをしっかり練習して次につなげたい。グラウンドで4点技を取られた時は油断があった。0-7と点差が開いてもまだ大丈夫だと思ってしまった。相手の組み合あにつき合ってしまって、自分のレスリングができなかった。今シーズンは71kg級でやっていくことに決めた。アジア大会も71kg級で目指します。早くて12月の天皇杯(全日本選手権)から75kg級に階級を上げる予定です」
■女子75kg級・鈴木博恵(クリナップ)「3位決定戦は、前半が1-0で、最初は指をつかまれてしまい、それにこだわってしまって自分のレスリングができなかった。準決勝の中国戦は、グラウンドでコロコロ返ってしまって、それがなかったら闘えない相手ではないと思う。点差が開いてから『攻めに行かなくては』と思ってしまったので、最初から攻めていかないと思った。(階級が75kg級に変更になった部分については)72kg級の時も減量がなく、今では足りないくらいですが、ウエートトレーニングなどで体を大きくしていきたい」
![]() 3位決定戦で闘う鈴木博恵 |
![]() 鈴木とクリナップ・今村浩之監督 |