2014.04.24

保坂健(早大)山中良一(日体大助手)岩群安奈(アイシンAW)が銅メダル…アジア選手権第2日

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 【カザフスタン・アスタナ、池田安佑美】アジア選手権第2日は4月24日、カザフスタン・アスタナで男子フリースタイル4階級と女子1階級が行われ、男子フリースタイル70kg級の保坂健(早大)、同74kg級の山中良一(日体大助手)、女子48kg級の岩群安奈(アイシン・エィ・ダブリュ)の3選手が3位に入賞した。

 保坂は初戦でタジギスタン選手に敗れたものの、組み合わせの関係で3位決定戦へ進み、昨年のコモンウエルス大会66kg級優勝のアミト・クマール・ダンカー(インド)を6-3で破った、

 山中は初戦でロンドン・オリンピック66kg級3位のアクズレク・タナタロフ(カザフスタン)を撃破したものの、2回戦で2月のタクティ・カップ優勝のレザ・アフザリパマミ(イラン)に黒星。3位決定戦へ回り、昨年2位のチャン・チョンヤオ(中国)にフォール勝ちした。

 保坂、山中とも国際大会で初のメダル獲得。

 岩群は初戦の2回戦を勝ったあと、準決勝で昨年51kg級優勝のタチアナ・アマンゾル(旧姓ベイカチュク=カザフスタン)に黒星。しかし3位決定戦で1月のデーブ・シュルツ国際大会(米国)53kg級4位のリ・ユヤン(中国)を破った。2012年ゴールデンGP決勝大会(アゼルバイジャン)、昨年のモンゴル・オープンに続き、国際大会3大会連続でメダルを手にした。

 男子フリースタイル61kg級の高塚紀行(自衛隊)は初戦で昨年60kg級優勝のフワン・リョンハク(北朝鮮)を撃破したものの、2回戦で昨年60kg級3位のベイジース・バイタング(インド)に黒星。敗者復活戦でもロンドン・オリンピック60kg級代表のリー・セウンチュル(韓国)に4-4の内容差で敗れ、上位進出ならなかった。

 同97kg級の中井伸一(東計電算)は初戦で昨年のユニバーシアード96kg級3位のアリカン・ユマエフ(カザフスタン)に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。

 男子フリースタイルはこの日で終了。前日の57kg級の森下史崇(ぼてぢゅう)とともに銅メダル3個を取り、国別対抗得点は40点で5位。昨年の8位(32点)を上回った。優勝は6階級を制覇して70点を獲得したイラン、2位は63点のモンゴル、3位は51点のカザフスタン。

 各選手の成績は下記の通り。

74kg級で銅メダル獲得の山中良一(日体大助手=右から2人目)

国際大会3大会連続メダルの48kg級・岩群安奈(アイシン・エイ・ダブリュ)


 ◎男子フリースタイル

 【61kg級】高塚紀行(自衛隊)   7位=12選手出場
敗復戦 ●[4-4]Lee Seungchul(韓国)
2回戦  ●[4-7]Bajneesh Bajrang(インド)
1回戦  ○[4-2]Hwang Ryonghak(北朝鮮)

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 【70kg級】保坂健(早大)   3位=12選手出場
3決戦 ○[6-3]Amit Kumar Dhankhar(インド)
2回戦 ●[フォール、1P=2-7]Somirsho Vokhidov(タジギスタン)
1回戦  BYE

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 【74kg級】山中良一(日体大助手)   3位=13選手出場
3決戦 ○[フォール、5-0]Zhang Chongyao(中国)
2回戦 ●[Tフォール、0-10]Reza Afzalipaemami(イラン)
1回戦 ○[フォール、10-8]Akzhurek Tanatarov(カザフスタン)

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 【97kg級】中井伸一(東計電算)    10位=12選手出場
1回戦 ●[Tフォール、0-10]Alihan Djumaev(カザフスタン)

 ※敗者復活戦へ回れず


 ◎女子

 【48kg級】岩群安奈(アイシン・エィ・ダブリュ)   3位=10選手出場
3決戦  ○[3-2]Li Yuan(中国)
準決勝 ●[0-5]Tatyana Amanzhol(カザフスタン)
2回戦  ○[8-4]Hang Vu Thi(ベトナム)
1回戦   BYE