2014.04.24

川井梨紗子(至学館大)が優勝、森下史崇(ぼてぢゅう)が3位…アジア選手権第1日

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

【カザフスタン・アスタナ、池田安佑美】2014年アジア選手権は4月23日、カザフスタン・アスタナで開幕。男子フリースタイル4階級と女子1階級が行われ、女子58kg級の川井梨紗子(至学館大)が優勝、男子フリースタイル57kg級の森下史崇(ぼてぢゅう)が3位に入賞した。

 川井は初戦の2回戦でウズベキスタン選手を破ったあと、2010年ユース・オリンピック60kg級2位で昨年の世界選手権代表のダンダ・ポージャ(インド)に13-6で勝利。決勝は2012年世界学生選手権59kg級5位のシューブドール・バータルジャフ(モンゴル)を7-1で下した。川井は昨年の世界ジュニア選手権55kg級に続いての国際大会優勝。

 森下は1回戦からトルクメニスタン、ウズベキスタンの選手に連勝したが、準決勝で今年3月のモンゴル・オープン3位のダムディンバザール・チョグトバシール(モンゴル)に3-8で黒星。しかし3位決定戦で3月のワールドカップ代表のメフラビ・レザザデン(イラン)を破り、昨年の5位を上回る成績を挙げた。

 男子フリースタイル65kg級の石田智嗣(警視庁)は1回戦で勝ったあと、3月のモンゴル・オープン優勝のバチュルン・バトマングナイ(モンゴル)に黒星。同84kg級の松本篤史(ALSOK)も初戦勝利のあと、2回戦で昨年のゴールデンGP決勝大会74kg級優勝のラシド・クルバノフ(ウズベキスタン)に敗れた。ともに敗者復活戦に回れず、両選手とも7位へ。

 125kg級の荒木田進謙(警視庁)は、初戦の2回戦で中国選手に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。

 各選手の成績は下記の通り。


 ◎男子フリースタイル

 【57kg級】森下史崇(ぼてぢゅう)   3位=13選手出場
3決戦  ○[5-5]Rezazaden Mehran(イラン)
準決勝 ●[3-8]Damdinbazar Tsogtbahthr(モンゴル)
2回戦  ○[Tフォール、10-0]Nodirjon Safarov(ウズベキスタン)
1回戦  ○[5-2]Ramil Rejepov(トルクメニスタン)

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 【65kg級】石田智嗣(警視庁)    7位=14選手出場
2回戦 ●[0-4]Batchulun Batmangnai(モンゴル)
1回戦 ○[6-0]Chen Liang(中国)

 ※敗者復活戦へ回れず

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 【86kg級】松本篤史(ALSOK)   7位=11選手出場
2回戦 ●[1-3]Rashid Kurbanov(ウズベキスタン)
1回戦 ○[8-0]Salim Khodzhaev(タジギスタン)

 ※敗者復活戦へ回れず

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 【125kg級】荒木田進謙(警視庁)   8位=10選手出場
2回戦 ●[フォール、2-10]Hai Shang(中国)
1回戦  BYE

 ※敗者復活戦へ回れず


 ◎女子

 【58kg級】川井梨紗子(至学館大)   優勝=9選手出場
決  勝 ○[7-1]Shoovdor Baatarjav(モンゴル)
準決勝 ○[13-6]Dhanda Pooja(インド)
2回戦  ○[Tフォール、10-0]Lilya Shakirova(ウズベキスタン)
1回戦   BYE