ベトナムが2019年アジア大会を返上

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

　ベトナム政府は2019年に首都ハノイで予定されていたアジア大会の返上を決めた。巨額の開催費用が負担できなくなったことが主な理由とみられる。

　アジア大会は４年に１度開催される“アジアのオリンピック”。今年は９月に韓国・仁川で開催される。次回からオリンピックの前年に開催することになり、今回～次回に限って５年後の2019年にベトナムで実施されることになっていた。

　アジア・オリンピック評議会（ＯＣＡ）はベトナムの経済事情に理解を示し、早期決断を評価するとともに、仁川で行われるアジア大会期間中の総会で代替開催地を決めたいという。

　同大会では、韓国ソウルで予定されていた1970年の第６回大会が、北朝鮮のソウル侵入事件の影響などで、韓国が２年前に開催を返上。急きょ、前回大会の開催地バンコクが引き受けたことがある。