2014.04.16

IOC総会で上映された「セーブ・オリンピック・レスリング」のビデオがデリー賞を受賞

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

昨年9月にアルゼンチン・ブエノスアイレスで行われた国際オリンピック委員会(IOC)の総会において、レスリングの魅力をアピールするために制作され、総会の会場で流されたビデオが、米国映像界で最も権威のある賞「テリー賞」を受賞した。国際レスリング連盟(FILA)が公式ホームページで報じた。

 2020年オリンピックの最後の1競技を決める投票に先立って行われたレスリングのプレゼンテーションの中で流されたビデオで、レスリングの魅力や試合会場での熱気などを最大限にアピールする内容。

 映像制作会社「ビッグ・ドッグ・プロダクション」によって制作された。日本選手では、米満達弘、吉田沙保里、伊調馨、小原日登美のロンドン・オリンピック金メダリストのほか、味の素トレーングセンターで練習するJOCアカデミーの選手が映されている。

《IOC総会でのレスリングのプレゼンテーション=You tube》
(7分30秒頃から10分頃と、19分頃から21分30秒頃にビデオが上映されています)

 テリー賞は、優れた映画やテレビコマーシャルなどの映像に贈られる歴史ある賞。2011年には、日本の制作会社が米国の会社と共同で制作したタヒチのジュースのコマーシャルが受賞している。今年は1万2000作品がノミネートされ、その中から選ばれた。

 FILAのネナド・ラロビッチ会長(セルビア)は「受賞をとても誇りに思う。IOCに私たちのメッセージを伝える非常に重要な役割を果たしてくれ、レスリングの重要な闘いを勝利に導いてくれたビデオだ。レスリングの危機を守ってくれた人や出来事とともに、私たちの歴史である」とのコメントを寄せた。