※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
不滅の大記録を樹立した霞ヶ浦・大澤友博監督(左)
5年間のブランクのあと復活したが、しばらくの間は同連盟とは無関係の立場での開催を余儀なくされた。紆余曲折(うよきょくせつ)を経て、第57回大会を迎えた(第54回大会は東日本大震災のため、直前に中止)。
学校対抗戦では、茨城・霞ヶ浦が2年連続優勝し、1988年の初優勝以来、優勝回数を「20回目」の大台に乗せた。インターハイは昨年夏で23度の優勝を達成しており、今回の優勝で、両大会で「20」を超えることになった。この大会の2位は青森・光星学院の「7度」であり、他を大きく引き離している。
霞ヶ浦は、今大会は個人戦での優勝はなかったが、これまでにのべ48選手が優勝。こちらも2位の光星学院(27選手)に大差をつけてのトップ独走。揺るぎない歴史をつくった。このすべてが、大澤友博監督率いるチームであり、高校の名誉とともに、指導者の手腕も不滅のものとして後世に残る金字塔と言える。
学校対抗戦の優勝回数と個人戦の優勝選手数の上位校は、下記の通り。
◎学校対抗戦・優勝回数上位校
No. | 高 校 | 優勝回数 |
1 | 霞 ヶ 浦(茨城) | 20 |
2 | 光星学院(青森) | 7 |
3 | 新 潟 商(新潟) | 6 |
4 | 八 戸 工(青森) | 4 |
〃 | 新潟明訓(新潟) | 4 |
6 | 鹿児島商工(鹿児島) | 2 |
◎個人戦・優勝者数上位校
No. | 高 校 | 優勝数 |
1 | 霞 ヶ 浦(茨城) | 48 |
2 | 光星学院(青森) | 27 |
3 | 土浦日大(茨城) | 18 |
4 | 岐 阜 工(岐阜) | 13 |
5 | 鹿児島商工(鹿児島) | 12 |
〃 | 秋 田 商(秋田) | 12 |
〃 | 網 野(京都) | 12 |
8 | 新 潟 商(新潟) | 10 |