2014.03.25

ペンシルベニア州立大が4年連続優勝…全米学生選手権

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 全米学生(NCAA)選手権は3月21~23日、オクラホマ州オクラホマで行われ、165ポンド級と184ポンド級を制したペンシルベニア州立大が109.5点をマークし、104点のミネドタ大を押さえて4年連続の優勝を達成した。3位はオクラホマ州立大(96.5点)、4位はアイオワ大(78.5点)。最終セッションの観客は1万6217人だった。

 同大学は、日本レスリング協会が発足する前に内藤克俊さんが留学してレスリング部に在籍。主将を務め、1924年パリ・オリンピックに出場した。日本レスリング界の歴史のスタートとも言える大学。

 1980年代には日体大OBの大石八郎さんがコーチを務め、日本協会の高田裕司専務理事や佐藤満・前強化委員長がコーチ留学している。1996年アトランタ・オリンピック代表であり、同年のNCAA選手権を制した阿部三子郎選手も在籍し、日本とはなじみ深い大学。

 1953年以来、長い間優勝に恵まれなかったがが、2004年アテネ・オリンピック優勝のカエル・サンダーソン監督が指揮し、2011年に58年ぶりに優勝。以後、今年で4連覇を達成した。