※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(3月15~16日、東京都板橋区・小豆沢体育館)
《試合日程》(組み合わせは14日の監督会議で決定)
3月15日(土) | 午前10時~12時 | 各ブロック予選1回戦 |
午後2時30分~3時 | 開会式 | |
午後3時~5時 | 各ブロック予選2回戦 | |
午後5時~7時 | 各ブロック予選3回戦 | |
3月16日(日) | 午前10時~11時 | 7・8位決定戦 |
午前11時~12時 | 5・6位決定戦 | |
午後2時~3時 | 3位決定戦 | |
午後3時~4時 | 決 勝 | |
午後4時~4時30分 | 表彰式 |
【モンゴル】
《モンゴル代表選手》
48kg級:Erdenesukh Narangerel (1990・11・25/ 2012年アジア選手権48kg5位)
同 :Erkhembayar Davaanchimeg(1993・03・22/2012年世界学生選手権51kg2位)
53kg級:Erdenechimeg Sumiya(1990・02・28/2013年世界選手権51kg2位)
55kg級:Byambatseren Sundev(1990・03・24/2012年ロンドン五輪55kg代表)
同 :Orkhon Purevdorj(1993・12・25/2013年世界ジュニア選手権55kg3位)
58kg級:Munkhtuya Tungalag(1988・08・29/2013年世界選手権59kg3位)
60kg級:Sukhee Tserenchimegd(1995・02・24/2013年世界ジュニア選手権59kg優勝)
63kg級:Battsetseg Soronzonbold(1990・05・03/2013年世界選手権63kg2位)
69kg級:Nasanburmaa Ochirbat(1989・04・14/2013年世界選手権67kg3位)
同 :Sharkhuu Tumentsetseg(1990・06・24/2012年モンゴル・オープン63kg5位)
75kg級:Burmaa Ochirbat(1982・05・28/2013年世界選手権72kg3位)
同 :Badrakh Odonchimeg(1981・10・12/2013年アジア選手権72kg3位)
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朝青龍会長(手前)のもと、昨年の大会で2位に躍進したモンゴル
その気持ちを表すかのように、昨年の世界選手権のメダリスト5選手がエントリーしている。51kg級2位のエルデネチメグ・スミヤが53kg級に出場し、59kg級3位のムンクツヤ・ツンガラグが58kg級、63kg級2位のバトゥーツェグ・ソルンズンボルドが同級、67kg級3位のナスンブルマー・オチルバトが69kg級に、72kg級3位のブルマー・オチルバトが75kg級。
他に、55kg級はロンドン・オリンピック代表のブヤムバチェレン・スンデフ、60kg級には、世界ジュニア選手権59kg級優勝のスキー・チェレンチメグが出場。
世界の実績のある選手がずらり顔をそろえたチーム。1階級に2選手をエントリーしており、選手を交互に起用できる利もある。優勝戦線に加わる力は十分だろう。
【モンゴルの女子レスリング】
女子レスリングに取り組んだのは比較的遅く、1990年代の終盤。2000年のアジア選手権に初出場し、翌2001年に地元ウランバートルで行われたアジア選手権に全階級で参加。同年、世界選手権に初出場を果たした。
2003年のアジア選手権55kg級でナイダン・オトゴンジャルジャルが優勝して急成長ぶりを見せ、2004年アジア選手権でも優勝選手を排出したが、2004年アテネ・オリンピックは、出場した2選手は上位進出ならず、まだ世界の壁があった。
しかし、2005年世界選手権の51kg級でエンカジャルガル・チョグトバザールが銅メダルを獲得。2006年にウランバートルで行われた世界学生選手権で4階級優勝を果たすなど、徐々に世界との距離を縮めていった。
2008年北京オリンピックは、またしてもメダルに手が届かなかったが、2009年の世界選手権では67kg級のオドンチメグ・バドラクが銅メダルを獲得。翌2010年世界選手権では、59kg級のバドゥーツェグ・ソルンズンボルドが同国女子初の世界チャンピオンに輝いた。
2011年世界選手権も銀メダル2個、銅メダル1個を取り、国別対抗得点でも3位に躍進。2012年ロンドン・オリンピックでは63kg級に出場したソルンズンボルドが銅メダルを獲得し、同国女子で初のメダリストに輝いた。
2013年は大相撲の元横綱の朝青龍がモンゴル協会の会長に就任。ウランバートルでのワールドカップで日本を破って決勝進出。中国に敗れながらも2位へ躍進。世界選手権では、銀1、銅3を取り、国別対抗得点で日本と1点差の2位。世界一の実力を目前としている。
今大会は昨年の世界選手権メダリストや世界ジュニア・チャンピオンが顔をそろえており、悲願の世界一を狙う姿勢は十分。
《ワールドカップの成績》
2009年=7位
2010年=6位
2011年=5位
2012年=6位
2013年=2位