出場８ヶ国のエントリー選手が出そろう…３・15～16女子ワールドカップ（東京）
※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
３月15日（土）～16日（日）に東京都板橋区の小豆沢体育館で行われる女子ワールドカップのエントリーが出そろった。
優勝争いは、地元開催のメンツにかけて負けられない日本、昨年の大会で女王の座を奪還した中国、昨年の大会で日本を破ったモンゴルの３ヶ国が激しい火花を散らしそう。
米国、カナダも昨年の世界選手権代表が顔をそろえるベストメンバーが参加。ロシアもオリンピック・チャンピオンを含めた選手が参加する予定で、いずれも上位進出、さらには優勝を目指す。
今大会は若手中心の構成だが、ウクライ、ハンガリーは昨年の世界選手権で優勝選手を輩出しており、勢いがある。あなどれない存在と言えるだろう。
各国のエントリーは下記の通り。（カッコ内は生年月日と最近の主な成績）
【中国】
昨年の世界選手権51kg級優勝のスン・ヤナンが48kg級で、同72kg級のチャン・フェンリウが75kg級で、それぞれ出場する。新たな階級で世界女王の強さを見せつけられるか。他に、昨年の世界選手権代表３選手、世界ジュニア選手権優勝１選手が出場する。
48kg級：Sun Yanan（1992･09･15／2013年世界選手権51kg優勝）
53kg級：Zhong Xuechun（1994･01･18／2013年世界選手権55kg代表）
55kg級：Guan Yajing（1993･01･06／2013年デーブ・シュルツ国際大会55kg３位）
58kg級：Zhou Zhangtingi（1990･02･11／2013年世界選手権67kg級５位）
60kg級：Han Yingyan（1988･5･10／ ）
63kg級：Xiluo Zhuoma（1989･01･01／2013年アジア選手権63kg級優勝）
69kg級：Zhou Feng（1993･09･12／2012年世界ジュニア選手権72kg優勝）
75kg級：Zhang Fengliu（1989･01･01／2013年世界選手権72kg優勝）
【モンゴル】
昨年の世界選手権51kg級２位のエルデネチメグ・スミヤが53kg級に出場、同63kg級２位のバトゥーツェグ・ソルンズンボルドが同級に出場し、昨年の世界選手権のメダリスト５選手がエントリー。58kg級には、世界ジュニア選手権59kg級優勝のムクツヤ・ツンガラグ（環太平洋大に留学）が出場する。
48kg級：Erdenesukh Narangerel （1990･11･25／ 2012年アジア選手権48kg５位）
同 ：Erkhembayar Davaanchimeg（1993･03･22／2012年世界学生選手権51kg２位）
53kg級：Erdenechimeg Sumiya（1990･02･28／2013年世界選手権51kg２位）
55kg級：Byambatseren Sundev（1990･03･24／2012年ロンドン五輪55kg代表）
同 ：Orkhon Purevdorj（1993･12･25／2013年世界ジュニア選手権55kg３位）
58kg級：Munkhtuya Tungalag（1988･08･29／2013年世界選手権59kg３位）
60kg級：Sukhee Tserenchimegd（1995･02･24／2013年世界ジュニア選手権59kg優勝）
63kg級：Battsetseg Soronzonbold（1990･05･03／2013年世界選手権63kg２位）
69kg級：Nasanburmaa Ochirbat（1989･04･14／2013年世界選手権67kg３位）
同 ：Sharkhuu Tumentsetseg（1990･06･24／2012年モンゴル・オープン63kg５位）
75kg級：Burmaa Ochirbat（1982･05･28／2013年世界選手権72kg３位）
同 ：Badrakh Odonchimeg（1981･10･12／2013年アジア選手権72kg３位）
【米国】
昨年の世界選手権代表７人がエントリー（ただし48kg級は、48kg級と51kg級の代表が重複）。その中には、2012年世界選手権63kg級優勝のイェレナ・ピロズコバ、同67kg級優勝のアデライン・グレイが含まれている。北京オリンピック63kg級３位のランディ・ミラーも復帰し、69kg級にエントリー。
48kg級：Alyssa Lampe（1988･10･03／2013年世界選手権48kg３位）
同 ：Victoria Anthony（1991･06･24／2013年世界選手権51kg５位）
53kg級：Helen Maroulis（1991･09･19／2013年世界選手権55kg７位）
55kg級：未定（22日にプレーオフで決定）
58kg級：Alli Ragan（1992･06･16／2013年世界選手権59kg９位）
60kg級：Jennifer Page（1993･03･14／2013年世界ジュニア選手権63kg３位）
63kg級：Elena Pirozhkova（1986･10･13／2013年世界選手権63kg３位）
69kg級：Veronica Carlson（1990･10･12／2013年世界選手権67kg代表）
75kg級：Adeline Gray（1991･01･15／2013年世界選手権72kg３位）
69kg or 75kg級：Randi Miller（1983･11･03／2014年デーブ・シュルツ国際大会69kg優勝）
【カナダ】
2012年世界選手権51kg級優勝のジェシカ・マクドナルドが48kg級にエントリーし、チームを支える。世界選手権の代表が計６選手エントリーと、ほぼベストメンバーで挑む。
48kg級：Jessica Macdonald（1984･12･07／2012年世界選手権51kg級優勝）
同 ：Natasha Kramble（1990･03･27／2013年世界選手権48kg級代表）
53kg級：Vanessa Brown（1986･08･08／2010年パンアメリカン選手権51kg級優勝位）
55kg級：Jillian Gallays（1986･10･20／2013年世界選手権55kg級代表）
58kg級：Braxton Papadopoulos（ ／2014年デーブ・シュルツ国際大会58kg級２位）
60kg級：Michelle Fazzari（ ／2013年Ｗ杯59kg級個人優勝）
63kg級：Justine Bouchard（1986･01･12／2013年世界選手権63kg級代表）
69kg級：Dorothy Yeats（1993･07･29／2012年世界選手権67kg級２位）
75kg級：Erica Wiebe（1989･06･13／2013年世界選手権72kg級７位）
【ロシア】
ロンドン・オリンピック72kg級優勝のナタリア・ボロベワが69kg級にエントリーし、同55kg級代表のバレリア・コブロワ（旧姓ジョロボワ）は58kg級。２人を中心に、１月に行われたロシア最高レベルの国際大会のヤリギン国際大会の上位入賞の若手選手が参加。新旧のパワーで挑む。（３月１～２日のメドベジ国際大会の結果により、選手をセレクトの予定）
48kg級：Valeria Chepsarakova （1989･01･31／2013年ユニバーシアード48kg級３位）
同 ：Elena Vostrikova（1989･12･02歳／2013年世界選手権48kg級10位）
同 ：Nadeshda Fedorova（1992･02･21／2014年イワン・ヤリギン国際大会48kg級２位）
53kg級：Maria Gurova（1989･04･16／2014年イワン・ヤリギン国際大会53kg級優勝）
同 ：Natalya Malysheva（1994･01･02／2014年イワン・ヤリギン国際大会53kg級３位）
55kg級：Irina Ologonova（1990･01･21／2014年イワン・ヤリギン国際大会55kg級３位）
58kg級：Valeria Koblova（1992･10･09／2012年ロンドン・オリンピック55kg級５位）
同 ：Zhargalma Tsyrenova（1989･06･09／2014年ヤリギン国際大会60kg級２位）
60kg級：Svetlana Lipatova（1993･02･19／2014年ヤリギン国際大会60kg級優勝）
63kg級：Inna Trazhukova（1990･09･11／2014年ヤリギン国際大会63kg級３位）
同 ：Valeria Lazinskaya（1992･12･10／2013年オリンピア国際大会63kg級３位）
同 ：Svetlana Babushkina（1992･02･15／2013年ユニバーシアード67kg級５位位）
69kg級：Darima Sanzheeva（1989･05･18／2014年ヤリギン国際大会67kg級２位）
同 ：Natalya Vorobieva（1991･05･27／2012年ロンドン・オリンピック72kg級優勝）
75kg級：Ekaterina Bukina（1987･05･05／2013年ユニバーシアード72kg級優勝）
同 ：Alena Starodubtseva（1985･03･14／2012年ヤリギン国際大会72kg級３位）
【ウクライナ】
昨年の67kg級世界チャンピオンは参加せず、全体的に見て次代を背負う選手の出場。世界ジュニア選手権55kg級２位のラリッサ・スコブリュクが53kg級にエントリーし、世界選手権59kg級５位のタチアナ・ラフレンチュクが60kg級に出場する。
48kg級：Ilona Semkiv（1994･09･21／2013年欧州ジュニア選手権48kg級優勝）
53kg級：Larisa Skoblyuk（1993･03･02／2013年世界ジュニア選手権55kg級２位）
55kg級：Iryna Husyak（1990･04･30／2013年ユニバーシアード55kg級２位）
同 ：Tetiana Kit（1994･09･01／2012年世界ジュニア選手権55kg級５位）
58kg級：Tetiana Omelchenko（1994･04･23／2014年パリ・グランプリ60kg級優勝）
60kg級：Tetyana Lavrenchuk（1993･03･03／2013年世界選手権59kg級５位）
63kg級：Karyna Stankova（1994･03･19／2014年ヤリギン国際大会63kg級８位）
69kg級：Oksana Vashchuk（1989･03･11／2012年世界選手権72kg級９位）
75kg級：Kateryna Sassa（1990･10･19／2013年ウクライナ国際大会72kg級８位）
【ハンガリー】
昨年の世界選手権59kg級で優勝し、同国女子初の世界チャンピオンとなったマリアンナ・サスティン、同55kg級３位のエメセ・バーカを中心に、次代を背負う若手が参戦。将来を見据えた闘いが展開されそう。
48kg級：Mercedesz Denes（1994･03･14／2013年世界ジュニア選手権48kg級３位）
53kg級：Zsanett Egyed（ ／2014年パリ・グランプリ53kg級８位）
55kg級：Emese Barka（1989･11･04／2013年世界選手権55kg級３位）
58kg級：Marianna Sastin（1983･07･10／2013年世界選手権59kg級優勝）
60kg級：Ramona Galambos（ ／2013年世界カデット選手権60kg級優勝）
63kg級：Gabriella Sleisz（1990･08･01／2013年ユニバーシアード63kg級８位）
69kg級：Vivien Szaraz（ ／2013年世界カデット選手権70kg級５位）
75kg級：Zsanett Nemeth（1994･01･21／2013年世界選手権72kg級出場）
【日本】
昨年の世界選手権優勝の３人、３位の１人を含め、全日本チャンピオンを中心としたベストメンバーが出場する。
48kg級：登坂絵莉（至学館大＝1993･08･30 2013／2013年世界選手権48kg級優勝）
同 ：入江ゆき（九州共立大＝1992･09･17／2014年ヤリギン国際大会48kg級優勝）
53kg級：吉田沙保里（ＡＬＳＯＫ＝1982･10･05／2013年世界選手権55kg級優勝）
同 ：入江ななみ（九州共立大＝1995･01･08／2012年世界カデット選手権49kg級優勝）
55kg級：浜田千穂（日体大＝1992･11･17／2012年世界ジュニア選手権59kg級優勝）
同 ：村田夏南子（日大＝1993･08･10／2013年ゴールデンＧＰ決勝大会55kg級優勝）
58kg級：伊調馨（ＡＬＳＯＫ＝1984･06･13／2013世界選手権63kg級優勝）
同 ：川井梨紗子（至学館大＝1994･11･21／2012世界ジュニア選手権55kg級優勝）
60kg級：坂上嘉津季（至学館大＝1992･11･07／2013年ゴールデンＧＰ決勝大会59kg級３位）
同 ：佐藤喜歌（自衛隊＝1992･05･02／2012年ハリ・ラム・グランプリ63kg級優勝）
63kg級：渡利璃穏（至学館大＝1991･09･19／2013年ゴールデンＧＰ決勝大会63kg級３位）
同 ：伊藤友莉香（自衛隊＝1991･03･25／2014ヤリギン国際大会63kg級優勝）
69kg級：土性沙羅（至学館大＝1994･10･17／2013年世界選手権67kg級３位）
同 ：工藤佳代子（自衛隊＝1988･01･14／2012年世界選手権63kg級５位）
75kg級：浜口京子（ジャパンビバレッジ＝1978･01･11／2012年ロンドン・オリンピック72kg級代表）
同 ：新海真美（アイシン・エィ・ダブリュ＝1985･06･07／2012年アジア選手権72kg級３位）
