※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
74kg級での現役続行を決めたスシル・クマール(インド)
世界選手権や大陸選手などでは、クマールが70kg級に出場するそうで、今月30日からのデーブ・シュルツ記念国際大会(米国・コロラドスプリングズ)では、それぞれ70kg級と65kg級に出場予定という。
クマールは2010年の世界選手権66kg級で優勝。インド選手として初の世界王者に輝き、2012年ロンドン・オリンピックでは決勝で米満達弘に敗れて銀メダル。30歳の年齢から進退が注目されていたが、昨秋に現役続行を表明。9月の世界選手権(ハンガリー)の代表候補として現地へ行った(結局、出場せず)。米国での大会に出場すればオリンピック以来の試合。
31歳のダットは2008・11年にアジア選手権60kg級で優勝し、ロンドン・オリンピックで銅メダルを獲得。やはりオリンピック以後は試合をしていなかったが、リオデジャネイロ・オリンピックを目指すもよう。
インド・ナショナルチームのビノド・クマール・コーチによると、2人はレスリングを始めた頃からともに汗を流した間柄で、コーチを交えて長時間話し合った末、闘うことを避けたという。
他に、55kg級で世界選手権2位となったアミト・クマールは57kg級でデーブ・シュルツ記念国際大会に出場。60kg級で世界選手権3位となったバルジャングは当面61kg級に出場する。