2013.12.29

世界選手権4度優勝のベシク・クドゥホフ(ロシア)が交通事故死

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

ロシア・レスリング協会のホームページは、男子フリースタイル55・60kg級で世界選手権4度に優勝し、2008年北京オリンピック55kg級3位、2012年ロンドン・オリンピック60kg級2位のベシク・クドゥホフ(ロシア)が12月29日、アルマビル(モスクワの南方約1000km、グルジア国境に近い)の高速道路で交通事故に遭い、死亡したことを報じた。享年27歳。

 同選手権は2006年世界選手権の55kg級で2位となったあと、翌07年に21歳で世界王者へ。北京オリンピックの優勝候補だったが、松永共広に金メダルの夢を断たれた。翌年から60kg級で闘い、3年連続で世界王者へ。しかし、ロンドン・オリンピックでは決勝でトグルル・アスガロフ(アゼルバイジャン)に敗れ、またも金メダルを逃した。

 先月はブラジルに遠征してリオデジャネイロの大会に出場するなど、選手生活を続けていた。