2013.12.06

FILAコーチ・クリニックが開講…国内外から約30人の指導者が受講

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

国際レスリング連盟(FILA)による女子のコーチ・クリニックが12月5日、東京・味の素トレーニングセンターで開幕。外国からはポルトガル、ラトビア、インド、ナウルなど9ヶ国から12人が、国内からは約20人の指導者が参加した。

 指導者の技術向上のために毎年、行われているもので、日本で開催されるのは2010年以来。8日(日)まで午前中は講義、午後はマットで実技が行われる。

 講義の講師はハロルド・ツネマン医科学者(ドイツ)ら識者、米国ナショナルチームのテリー・スタイナー監督、日本から今井一博医師らで、「男女におけるコーチングの違い」「若手女子選手のための身体的な技術の準備」「女子選手に適したダイエット」などを指導。

 実技は、同所で3日から行われているアジア女子合宿に加わり、栄和人・女子強化委員長(至学館大教)ら日本の強化スタッフ、米国のスタイナー監督らが、技術指導を実施する。

 この日は開講式のあと、今年のベストコーチに選ばれた吉田栄勝・全日本コーチの表彰が行われた。

あいさつする福田富昭会長。左はカザリアン氏、右はツネマン氏

講義風景

講師のほか、通訳として八面六臂(ぴ)の活躍のアジア連盟の塚本裕昭副会長

今年のベストコーチに選らばれた吉田栄勝コーチ

笹山秀雄コーチによる基本タックルの指導

ポルトガルとナウルからの参加者を指導する栄和人強化委員長