※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
第17回を迎えた日韓交流競技会の参加選手
主力2人を負傷で欠いた日本は、前半のフリースタイルで7連勝する好スタートを切ったものの、グレコローマンで2勝7敗と大きく負け越したのが響いた。
試合結果は下記の通り。
■大澤友博団長(茨城・霞ヶ浦高教)の話「文田(健一郎=山梨・韮崎工高)と白井(勝太=JOCアカデミー)がけがで出場できず、本来の力ではなかった。負けたとはいえ、地力では韓国に負けていないと思う。フリースタイルは圧勝した。1階級上くらいの選手が相手でこの結果は、将来に期待できる結果だと思う。グレコローマンも松井が韓国のリーダーを破るなど健闘した。(韓国は)シニアの世界選手権で2階級優勝したという勢いが感じられた。シニアの強化委員会には、負けないだけの強化をお願いしたい。2020年の東京オリンピックでは、この中から必ず選手が出ると思う」
■浅井翼主将(京都・京都八幡高)の話「日本が韓国に行った時は(12-7で)勝ったにもかかわらず、今回負けてしまったのは残念だ。試合中の応援が足りなかったかもしれない。みんなのモチベーションを上げられなかったことに責任を感じる。文田と白井が出ていたら勝っていたかもしれないけど、勝負の世界にそんなことを言ってはならない。負けを認めるしかない。日本は勝つ力を十分に持っているので、来年出る選手は体調管理をしっかりして臨んでほしいと思います」
※試合順通り
【男子フリースタイル】
▼50kg級 小林大樹(茨城・霞ヶ浦)○[Tフォール、2:19=8-0]● Seo Donghyun
▼55kg級 樋口 黎(茨城・霞ヶ浦)○[Tフォール、2:52=9-2]● Park Sangmin
▼ 〃 渡辺大貴(兵庫・育英)○[フォール、2:50=4-4]● Lee Hoseok
▼60kg級 藤波勇飛(三重・いなべ総合学園)○[Tフォール、0:40=8-0]● Kim Jongwon
▼66kg級 木下貴輪(鹿児島・鹿屋中央)○[フォール、2:10=5-0]● Kang Heesu
▼74kg級 浅井翼(京都・京都八幡)○[Tフォール、2:45=8-0]● Shin Jiseop
▼84kg級 武田光司(埼玉・埼玉栄)○[8-3]● Lee Jongku
▼120kg級 山本泰輝(静岡・飛龍)●[1-7]○ Hwang Seungmin
【男子グレコローマン】
▼50kg級 成國大志(三重・いなべ総合学園)●[1-3]○ Chung Hanjae
▼55kg級 松井涼(岐阜・岐阜工)○[Tフォール、3:34=9-0]● Jung Moonki
▼60kg級 難波陽(埼玉・埼玉栄)●[Tフォール、2:55=2-11]○ Keum Bitusol
▼66kg級 澤田夢有人(静岡・飛龍)○[7-5]● Yamg Sejin
▼74kg級 奥井眞生(和歌山・和歌山工)●[3-4]○ Park Songbum
▼84kg級 古城涼真(秋田・秋田商)●[Tフォール、2:31=0-7]○ Park Hyunsu
▼96kg級 山下耕平(徳島・穴吹)●[Tフォール、1:59=0-9]○ Woo Dongkyu
▼120kg級 藤田悠矢(岡山・高松農)●[フォール、0:56=0-4]○ Lee Seungchan
【男子フリースタイル】
▼60kg級 嶋江翔也(佐賀・鳥栖工)●[9-13]○ Kim Jongwon
▼96kg級 岡井柾樹(愛媛・北条)●[2-2L]○ Lee Jongku
【男子グレコローマン】
▼60kg級 難波陽(埼玉・埼玉栄)●[Tフォール、1:26=0-7]○ Lee Haneul
※白井勝太(JOCアカデミー/東京・帝京)、文田健一郎(山梨・韮崎工)は負傷棄権