2013.12.01

【全国中学選抜選手権・特集】「弾丸タックル」の作者、佐藤由幸さんが来場

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

第4回を迎えた全国中学選抜選手権は、40都道府県から460選手(男子361選手、女子99選手)が参加して行われた。

 決勝戦の選手入場の際に音楽をかけたり、インターネット生中継を実施するなど、盛り上げる努力が随所に見られる大会だが、今年は開会式に月刊少年チャンピオンでレスリングを描いた漫画「弾丸タックル」の作者、佐藤由幸さん(東京・関東一高OB)がゲスト参加。選手を激励した。

佐藤さんは東京・荒川第八中学でレスリングをやり、のちに2000年シドニー・オリンピック代表となる宮田和幸選手(当時茨城・水戸五中)と闘ったことがある。負けたことでレスリングをやめられなくなり、関東一高へ進んでも続けた。元格闘家で現在はタレントの須藤元気さん(現拓大監督)は2年下の後輩。

 30歳をすぎ、テレビで活躍している仲間も多いことから一念発起して漫画家の道へ。レスリング漫画も手がけた。今回、主催の東京都協会から声がかかり、「ぜひ、と思って」と参加したという。

レスリング会場を久しぶりに訪れ、「自分達の時代より選手がアットホームですね。明るく、輝きがあります。盛り上がっている、という気がしますね」と、かつてのマイナーなイメージを払しょくしつつあるレスリング会場の雰囲気を評した。

 開会式のあとは、サイン会を開催。用意された105冊は1時間もしないうちに売り切れ、選手たちは「弾丸タックル」にサインをもらって大喜びだった。

 パンフレットには、東京都協会の「大会が終わったら捨てられるパンフレットにしたくない」との思いから、佐藤さんの描いた絵が中央に配置されているほか、参議院議員のアントニオ猪木さんからのメッセージも掲載されている。