※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
大学1、2年生を対象に毎年春と秋に実施されている東日本学生新人選手権。そのルーツの詳細はよく分かっていない。戦前の1937年に、ジュニア選手権という大会が実施されているが、その後、太平洋戦争の開戦までの実施は不明であるため、戦後の1948年5月に「関東学生春季新人選手権」として行われた大会がルーツとして考えられている。
全日本学生選手権(インカレ)がスタートしたのが1950年だから、インカレ以上の伝統を持つ大会。
その後、記録不明の年や年1回のみの開催という年はあるものの、先日の秋季新人選手権が第129回大会となる。グレコローマンが始まったのは1970年から。
以前は、一度優勝した階級でも年度が変われば出場できたが、1979年からは、一度優勝した階級には出場できないルールとなった。
大学別の優勝者数を見ると、日体大がフリースタイルで195人、グレコローマンで258人で、ともにトップを独走。フリースタイルは2位の日大に54人の差、グレコローマンは2位の国士舘大に166人の差をつけている。グレコローマンは、この先、100年以上はトップを走ることもありうる数字だ。(いずれも「のべ」数)
2001年以降の優勝者数も、両スタイルともトップ。かつてに比べれば優勝の割合は少なくなっているが、選手層の厚さは依然としてナンバーワン。
各スタイルの大学別優勝者数は下記の通り。(不明分は除く)
《フリースタイル歴代優勝者一覧表》 / 《グレコローマン歴代優勝者一覧表》
■フリースタイル優勝選手数
通 算 | 2001年以降 | ||||
No. | 大 学 名 | 優勝数 | No. | 大 学 名 | 優勝数 |
1 | 日体大 | 195 | 1 | 日体大 | 37 |
2 | 日 大 | 141 | 2 | 日 大 | 26 |
3 | 中 大 | 103 | 3 | 早 大 | 21 |
4 | 国士舘大 | 90 | 〃 | 山梨学院大 | 21 |
5 | 専 大 | 89 | 5 | 専 大 | 19 |
6 | 明 大 | 79 | 6 | 拓 大 | 17 |
7 | 早 大 | 60 | 7 | 国士舘大 | 14 |
8 | 山梨学院大 | 59 | 8 | 大東大 | 9 |
9 | 東洋大 | 40 | 9 | 東洋大 | 8 |
10 | 拓 大 | 37 | 10 | 青山学院大 | 4 |
11 | 大東大 | 31 | 11 | 明 大 | 3 |
12 | 法 大 | 18 | 12 | 中 大 | 2 |
〃 | 慶 大 | 18 | 〃 | 群馬大 | 2 |
14 | 東農大 | 9 | 14 | 神奈川大 | 1 |
15 | 青山学院大 | 7 | |||
16 | 立 大 | 4 | |||
17 | 八戸工大 | 2 | |||
〃 | 八戸大 | 2 | |||
〃 | 東海大 | 2 | |||
〃 | 群馬大 | 2 | |||
21 | 神奈川大 | 1 | |||
〃 | 関東学院大 | 1 |
■グレコローマン優勝選手数
通 算 | 2001年以降 | ||||
No. | 大 学 名 | 優勝数 | No. | 大 学 名 | 優勝数 |
1 | 日体大 | 258 | 1 | 日体大 | 62 |
2 | 国士舘大 | 92 | 2 | 拓 大 | 35 |
3 | 拓 大 | 66 | 3 | 山梨学院大 | 15 |
4 | 専 大 | 62 | 4 | 国士舘大 | 13 |
5 | 日 大 | 55 | 〃 | 早 大 | 13 |
6 | 山梨学院大 | 46 | 6 | 専 大 | 11 |
7 | 東洋大 | 29 | 7 | 青山学院大 | 9 |
8 | 中 大 | 28 | 8 | 中 大 | 7 |
9 | 大東大 | 22 | 9 | 日 大 | 6 |
10 | 早 大 | 21 | 10 | 東洋大 | 5 |
11 | 明 大 | 17 | 11 | 神奈川大 | 4 |
12 | 法 大 | 14 | 12 | 明 大 | 2 |
13 | 青山学院大 | 13 | 13 | 大東大 | 1 |
14 | 東海大 | 6 | 14 | 東農大 | 1 |
15 | 東農大 | 5 | |||
16 | 神奈川大 | 4 | |||
17 | 東北学院大 | 1 | |||
〃 | 八戸工大 | 1 | |||
〃 | 群馬大 | 1 |