※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
国際レスリング連盟(FILA)新設の女性委員会の委員に選ばれた浦野(現姓小田柿)弥生さんは、カナダからメールで就任の抱負を伝えてくれた。
■浦野(現姓小田柿)弥生さんの話「まだ何をやるのか詳しくは分かりませんが、女子アスリートの立場と視線に立ち、いろんなリクエストをしていきたいと思います。『メディカルチェックは女性ドクターのみにしてほしい』『医学上からの女性の減量や体調管理の知識を広めてほしい』『世界選手権や大陸選手権の会場には必ず託児所を設置していほしい』など。
30年前までは男性だけの世界だったこともあり、いまだに女子選手の環境の不整備や周りから理解されない面があります。そうした問題を多くの人に訴え、改善していきたいと思います。これから勉強して、女子が動きやすい方法、活躍できる場を設けられるようにがんばります」