2013.10.24

2014年ユース・オリンピックの出場枠選考システムが決定

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 国際レスリング連盟(FILA)は来年8月16~28日に中国・南京で行われる第2回ユース・オリンピックのレスリング競技の代表選考システムを明らかにした。

 出場できるのは、1997年1月1日から1998年12月31日生まれの選手(早生まれを除く高校1年生~早生まれの高校3年生)。実施される階級は、下記の14階級。

■男子フリースタイル=46、54、63、76、100kg級

■男子グレコローマン=42、50、58、69.85kg級

■女子=46、52、60、70kg級

 来年1月から5月にかけて各大陸予選があり、各階級7選手がこの予選で出場枠を獲得できる。大陸別の出場枠は下記の通りだが、1ヶ国から出場できるのは最大で男子4選手(フリースタイル2選手、グレコローマン2選手)、女子1選手の5選手。

 したがって、大陸予選で多くの階級の出場枠を獲得しても、男子4選手、女子1選手に絞らなければならない。開催国枠はないため、地元の中国もこのシステムに従って出場枠を目指す。

  男子フリースタイル 男子グレコローマン  女   子 
欧  州
パンアメリカン
アジア
アフリカ
オセアニア

 大会は各階級8選手で行う。前記の理由によって出場を辞退した国があった場合、アジア以外の大陸からは“次点”の選手を繰り上げて出場枠を与える。アジアは、中国が出場枠を取れていない時は中国に出場枠を与える。ただし、出場できるのが最大5選手であるため、中国が5選手に達した場合は、他の階級は“次点”の選手が繰り上がって出場枠を獲得する。

 以上の手順によって8選手に達しない階級は、出場枠を取れなかった国の中から、アフリカ、オセアニア、アジア、パンアメリカン、欧州の順で選抜する。

 この選考システムによって、15~20ヶ国の参加を見込んでいる。

 アジア予選は5月8日(木)~11日(日)にタイ・バンコクで、アジア・カデット選手権とともに行われる。

 本大会の詳細な日程は発表されていないが、FILAのカレンダーには、8月25日(月)~27日(水)となっている。