※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
未定だった来年の男子フリースタイルのワールドカップが、3月15日(土)~16日(日)に米国・ロサンゼルスで行われることになった。参加資格は今年の世界選手権(ハンガリー)の国別対抗得点10位までの国なので、優勝したイランの参加は確実。
イランと米国は国交が途絶えているが、今年5月、レスリングのオリンピック存続へ向けたアピールとしてニューヨークでロシアを含めた親善試合が行われ、イラン・チームが米国に入国した。来年もイランの米国入国が実現することになり、レスリングは政治的対立を乗り越えて世界をつなげるスポーツであることをアピールすることになった。
なお、男子グレコローマンは2月15日(土)~16日(日)にロシア・チュメンで、女子は男子フリースタイルと同じ3月15日(土)~16日(日)に東京で、それぞれ行われる。
日本は、男子では両スタイルとも出場資格を取れなかったが、女子はデフェンディング・チャンピオン、および世界選手権の国別対抗得点優勝国として出場する。各スタイルの参加資格国は下記の通り。
《男子フリースタイル参加資格国》
イラン、ロシア、グルジア、ウクライナ、米国、インド、キューバ、モンゴル、アルメニア、トルコ
《男子グレコローマン参加資格国》
ロシア、韓国、ハンガリー、イラン、アルメニア、アゼルバイジャン、カザフスタン、トルコ、フィンランド、米国
《女子参加資格国》
日本、モンゴル、米国、中国、ウクライナ、ロシア、カナダ、ハンガリー