2013.10.04

改正ルールの周知徹底に努める…東京国体・監督会議

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 10月4日から東京・文京スポーツセンターで行われる東京国体の監督会議が3日、都内で行われ、日本協会の斎藤修審判委員長が先月の世界選手権(ハンガリー)でひとます確定した改正ルールを説明し、周知徹底に努めた。

 大きな改正点は、同点で終わった場合の勝敗決定方法が、従来は(1)コーションを相手に与えた数、(2)ビッグポイントの数、(3)ラストポイントを取った選手、だったのが、(1)ビッグポイントの数、(2)コーションを相手に与えた数、(3)ラストポイントを取った選手、に変わったことと、グレコローマンの試合開始が、四つ組みだったのが、フリースタイルと同じく離れた状態でスタートすること。

 他に、

■5点を取った場合と3点を2度取った場合のテクニカルフォールは、相手のポイントを上回った時

■フリースタイルで、アテンションは最初の1回のみで、2回目はパッシブの30秒ルールが課せられる

■グレコローマンの消極的なファイトは、1回目が口頭注意、2回目がコーションのみ、3回目がコーション+1点、4回目がコーション+1点で失格

■チャレンジは、ポイントが変わってから5秒以内に行うことで、消極性などのコーションやフォールに関してはできない

などが確認された。

 監督会議では、日本協会の高田裕司専務理事が、レスリングがオリンピック競技として存続することになったことに関し、全国の関係者から支援を受けたことの感謝の言葉を述べ、東京都協会の菊池清治会長や文京区役員が歓迎の言葉を述べた。