2013.10.03

【東京国体・展望(4)完】文田健一郎(山梨・韮崎工)と奥井眞生(和歌山・和歌山工)が3連覇へ挑戦…少年グレコローマン

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

東京国体(10月4~7日、東京・文京スポーツセンター)


 ◎少年グレコローマン(10月6~7日)

トーナメント表 50kg 55kg 60kg 66kg 74kg 84kg 96kg 120kg

 【50kg級】

 全国高校生グレコロ-マン選手権優勝の室伏彪我(静岡・飛龍)、同2位の天野瑠紀(秋田・秋田商)、同3位の若月一弥(新潟・新潟県央工)新垣忠勝(沖縄・浦添工)が顔をそろえる。室伏が連続優勝するか? 順位の変動はあるか?


 【55kg級】

 全国高校生グレコロ-マン選手権優勝の北岡佑介(滋賀・日野)が、初戦で世界カデット選手権58kg級優勝の小柳和也(山梨・韮崎工)と対戦する可能性が高い。同じブロックには昨年2位の柏田直紀(広島・三次)もいる。

 反対のブロックからは、全国高校生グレコロ-マン選手権2位の松井涼(岐阜・岐阜工)が決勝に上がってくるか。


 【60kg級】

 全国高校生グレコロ-マン選手権で史上初の3連覇を達成した文田健一郎(山梨・韮崎工)が、国体では3階級制覇の3連覇を目指す。同じブロックでは、JOC杯カデット58kg級優勝の難波陽(埼玉・埼玉栄)と同2位の大山允長(茨城・霞ヶ浦)が初戦激突。勝ち上がれば準決勝で文田に挑む。

 反対側のブロックからは、全国高校生グレコロ-マン選手権2位の我妻翔比古(福島・田島)が勝ち上がり、文田へのリターンマッチに臨めるか。

 《国体少年3連覇達成者》
1981年 本田多聞(茨城・土浦日大)  両スタイル87kg級
2002年 神田幸二(愛媛・北条)      グレコローマン69kg級
  〃    松本真也(京都・網野)      フリースタイル76kg級
2012年 与那覇竜太(沖縄・浦添工)  グレコローマン84kg級


 【66kg級】

 全国高校生グレコロ-マン選手権優勝の澤田夢有人(静岡・飛龍)の連続優勝なるか。同2位は出場しないので、同3位の大越幸之介(神奈川・荏田)中橋涼(愛媛・八幡浜工)が栄光をつかむか。


 【74kg級】

 奥井眞生(和歌山・和歌山工)が3連覇を目指す。全国高校生グレコロ-マン選手権も圧勝優勝だっただけに、可能性はかなり高い。

 同2位の山崎弥十朗(埼玉・埼玉栄)、同3位の塩川貫太(長野・北佐久農)末本隼哉(広島・三次)が阻止できるか。

 《国体少年3連覇達成者》
 =60kg級参照=

 


 【84kg級】

 武田光司(埼玉・埼玉栄)が全国高校選抜大会インターハイ、全国高校生グレコローマン選手権と両スタイルにまたがっての四冠王を目指す。

 全国高校生グレコローマン選手権2位の川村洋史(静岡・飛龍)、JOC杯カデット85kg級優勝の藤井達哉(滋賀・栗東)らがどう闘うか。


 【96kg級】

 全国高校生グレコローマン選手権の優勝と2位の選手はフリースタイルに出場。同3位の竹内亮亘(岐阜・岐南工)村上秀樹(熊本・小川工)が優勝争いを展開するか。


 【120kg級】

 インターハイと全国高校生グレコローマン選手権を制した貝塚賢史(茨城・霞ヶ浦)が今季3個目のタイトルを目指す。2大会の決勝を争った選手はフリースタイルに出場するので、敵は全国高校生グレコローマン選手権3位の藤田悠矢(岡山・高松農)か。