2013.10.02

【東京国体・展望(3)】120kg級で世界選手権代表同士が激突か…成年グレコローマン

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

東京国体(10月4~7日、東京・文京スポーツセンター)

《大会要項》 / 《大会サイト》 / 《インターネット生中継》

《10月4~5日進行予定=成年・少年フリースタイル》 / 《10月6~7日進行予定=成年・少年グレコローマン》


 ◎成年グレコローマン(10月6~7日)

トーナメント表 55kg 60kg 66kg 74kg 84kg 96kg 120kg

 【55kg級】

 6月の全日本選抜選手権3位で第1シードの尾形翼(山形・ALSOK)と昨年優勝の清水早伸(埼玉・自衛隊)の決勝での激突が予想される。お互いに勝ち上がれば決勝で対戦する。

 全日本社会人選手権優勝の吉田剛(秋田・自衛隊)は、初戦を勝てば2回戦で尾形の壁に挑む。殊勲を挙げ、決勝まで勝ち上がれるか。


 【60kg級】

 3連覇を目指す城戸義貴(熊本・自衛隊)に挑むのはだれか。初戦でJOC杯優勝の雨宮隆二(山梨・山梨学院大)の挑戦を受け、準決勝は55kg級世界選手権代表の田野倉翔太(福島・クリナップ)と対戦か。田野倉は初戦で全日本社会人選手権66kg級優勝の泉武志(愛媛・森歯科医院)と闘う。

 反対のブロックには、全日本選抜選手権2位の峯村亮(神奈川・神奈川大職)に、ユニバーシアード代表の射場大地(徳島・徳島県協会)、全日本学生選手権1位の松澤力也(長野・日体大)、同2位の太田忍(山口・日体大)、同55kg級優勝の木村洋貴(山形・日体大)が挑む形。

 決勝のカードが城戸-峯村となる保証はない。


 【66kg級】

 昨年優勝で、全日本選抜選手権でも勝っている音泉秀幸(香川・総合警備保障)が一歩リードか。同じブロックに、全日本選抜選手権2位の柴田慎吾(宮崎・福島高教)、世界ジュニア選手権3位の屋比久翔平(沖縄・日体大)といるが、そのが城を崩せるか。

 反対のブロックには、ロンドン・オリンピック55kg級代表の長谷川恒平(静岡・福一漁業)がエントリー。決勝まで勝ち上がれるか。


 【74kg級】

 4月のアジア選手権3位の井上智裕(兵庫・三恵海運)が、初戦(2回戦)で全日本学生選手権優勝の中村隆春(三重・日体大)と対戦しそう。ブロックには、ロンドン・オリンピック66kg級代表の藤村義(埼玉・自衛隊)がオリンピック以来の復帰戦としてエントリー。だれが決勝に残るか。

 反対のブロックには、世界選手権代表の金久保武大(東京・綜合警備保障)に、全日本学生選手権66kg級優勝の花山和寛(愛媛・早大)、全日本選抜選手権3位の江藤紀友(福岡・陸上自衛隊練馬)らが挑む。


 【84kg級】

 2年連続4度目の優勝を狙う鶴巻宰(山形・自衛隊)と昨年の全日本選抜選手権優勝の天野雅之(福岡・中大職)が決勝で対戦するか。

 鶴巻のブロックには、フリースタイルが専門だがグレコローマンでも昨年の全日本大学グレコローマン選手権74kg級優勝などの実績を持つ北村公平(京都・早大)、全日本選抜選手権3位の加賀谷庸一朗(国士舘大)がいる。

 反対のブロックは、全日本社会人選手権優勝の伊藤諒(岩手・自衛隊)、同2位の角雅人(佐賀・自衛隊)、全日本学生選手権優勝の菊池峻(茨城・青山学院大)、ユニバーシアード代表の鈴木友希(青森・ドンキホーテ)らが天野の決勝進出阻止に挑む。


 【96kg級】

 全日本選抜選手権2位の山本雄資(東京・警視庁)が第1シードで2連覇を目指す。隣のブロックには、ロンドン・オリンピックのフリースタイル96kg級代表で、2009年国体ではグレコローマンで優勝している磯川孝生(山口・徳山大職)がエントリーし、初戦で2011年世界選手権代表の有薗拓真(兵庫・ALSOK神戸)と対戦する。

 反対のブロックは、ユニバーシアード代表の大坂昂(秋田・早大)、全日本学生選手権優勝の米平安寛(宮崎・日体大)らが決勝進出を争う。


 【120kg級】

 世界選手権96kg級で5位入賞を果たした斎川哲克(栃木・両毛ヤクルト販売)が、昨年に続いてこの階級に出場し、2連覇(96kg級と合わせ3年連続6度目の優勝)を目指す。昨年の全日本選手権2位の中村淳志(奈良・奈良県体協)が決勝進出の敵か?

 反対のブロックでは、全日本選抜選手権の決勝を争った前川勝利(茨城・早大)園田新(滋賀・拓大)が2回戦で激突か。勝者が決勝進出の可能性が高い。前川が勝てば、世界選手権代表同士が決勝で顔を合わせる。