※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
今年の国民体育大会レスリング競技は10月4日(金)~7日(月)、7年後のオリンピック開催が決まった東京都の文京区スポーツセンターで行われる。
各部門の見どころをさぐった。なお、大会は全マットとも、インターネットで生中継される(下記アドレス)
《大会要項》 / 《大会サイト》 / 《インターネット生中継》
《10月4~5日進行予定=成年・少年フリースタイル》 / 《10月6~7日進行予定=成年・少年グレコローマン》
◎成年フリースタイル(10月4・5日実施)
トーナメント表 | 55kg | 60kg | 66kg | 74kg | 84kg | 96kg | 120kg |
【55kg級】 全日本学生選手権に続く優勝を目指す森下史崇
反対側のブロックからは昨年優勝で、森下のインカレ決勝の相手だった高橋侑希(三重・山梨学院大)が出てくるか。全日本選手権2位の半田守(京都・専大職)と激突しそう。
【60kg級】
昨年2位の森下大地(静岡・拓大)が第1シード。準決勝で全日本学生選手権優勝の鴨居正和(香川・山梨学院大)との対戦が実現しそう。菊地憲(秋田・セコムグループ)、松本桂(長崎・島原特別支援学教)の社会人選手が学生の決勝進出を阻むか。
反対側のブロックには6月の全日本選抜選手権で全日本王者の前田翔吾を破って優勝した高谷大地(京都・拓大)がいる(プレーオフで敗れて世界選手権出場ならず)。国内の主要大会の連続優勝を果たすか。昨年の全日本選抜選手権王者の池田智(東京・日大)、昨年の全日本選手権3位で西日本学生界の星、有元伸吾(大阪・近大)らもいて、厳しい闘いが予想される。
【66kg級】
第1シードに全日本選手権優勝の石田智嗣(東京・警視庁)、第2シードに昨年の全日本選抜選手権優勝の田中幸太郎(京都・阪神酒販)がおり、昨年に続いて2人が決勝で激突するか。石田は連覇を目指す。
石田のブロックでは昨年の全日本学生選手権で優勝した砂川航祐(茨城・日体大)が、田中のブロックでは全日本社会人選手権2位の野田寛人(埼玉・自衛隊)がおり、それぞれ決勝進出の敵となるか。
【74kg級】 オリンピック選手の強さが期待される高谷惣亮
反対側のブロックでは、全日本社会人選手権優勝の葈沢謙(青森・自衛隊)、同2位の鎌田学(岐阜・自衛隊)らが決勝進出を争う。
【84kg級】
ここ数年、日本代表を争ってきた松本真也(東京・警視庁)が第1シード、松本篤史(群馬・総合警備保障)が第2シード。決勝で顔を合わせるか。松本真は世界選手権に続き出場で、初戦敗退の不振を払しょくできるか。松本篤は昨年に続く優勝を目指す。
松本真のブロックには、昨年の全日本大学選手権2位の松本岬(長崎・希望ヶ丘高等特別支援学教)、松本篤のブロックには、昨年の国体2位の鈴木聖二(岐阜・岐阜工高教)がいる。それぞれ決勝進出の敵となるか。
【96kg級】 世界8位の実力を見せられるか、山口剛
反対のブロックからは、昨年の全日本選手権2位で2年前に山口を破ったことのある佐々木健吾(岡山・自衛隊)のほか、全日本学生選手権優勝の山本康稀(埼玉・日大)、全日本社会人選手権優勝の木下駿(富山・自衛隊)らが山口への“挑戦権”を争う。
【120kg級】
昨年の全日本選手権優勝の岡倫之(埼玉・日大)が第1シードで、世界選手権代表の荒木田進謙(東京・警視庁)が第2シード。6月の全日本選抜選手権は荒木田が本戦決勝、プレーオフに連勝して世界選手権代表となった。3連勝して決定的な差をつけるか。
昨年の全日本学生選手権の両スタイルを制した金沢勝利(岩手・自衛隊)が優勝戦線に割って入れるか?