2013.09.21

【特集】谷岡郁子女子団長・栄和人監督の話

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

(9月20日、ハンガリー・ブダペスト)


 ■谷岡郁子・女子団長の話「(団体優勝は)うれしいです。教え子たちに肩車してもらったような気持ちです。大会中は足手まといにならないよう努力しました。今までは(世界大会などを)観客席から見ていましたが、舞台裏から見て、白鳥が水の上をすべっているのではなく、水面下で脚を必死にかいているような、今までとは違ったシーンを見せてもらました。今回の私の失敗は、選手のために食ベものを持ってこなかったこと。この反省をふまえ、次に団長の機会があったら、もっといい団長になりたいと思います」

 ■栄和人・強化委員長(至学館大教)の話「最高で金5、最低でも3と思っていた。最低をクリアしたので許してください。土性が世界一を取れるチャンスが出てきたので、来年は、どんな階級になるか分からないけど、6階級中4階級は間違いなく取れる。あと一つ加えて、5階級取れるチャンスがある。それはオリンピックにも当てはまる。最低4階級、多ければ5階級は取れる。72kg級だけは、現段階でどうしても差がある。

 やはり練習量だ。登坂(48kg級)の練習量はすごい。こちらが『オーバーワークになるから、やめろ』と押さえるくらいだ。こういう選手がたくさん出てきてほしい。若手なら、マットを降りない練習が必要。3分2ピリオドのルールになったら、よけいに必要だ。吉田と伊調は別だが、もっと厳しく練習量を増やしていきたい」