※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
優勝を決め、笑顔の伊調(左)と吉田
◎女子
【55kg級】吉田沙保里(ALSOK) 優勝=28選手出場
決 勝 ○[5-0]Sofia Mattsson(スウェーデン)
《試合経過》第1ピリオド、お互いにポイントが入らない中、1分で吉田が注意を受ける。その直後、がぶって振ってバックを取って2点を先制。第2ピリオド、またも吉田に注意。新ルールにより、30秒ルールがスタート。吉田はタックルで場外に押し出し1点を加え、さらにバックを取って5-0。そのままのスコアで試合終了。
準決勝 ○[Tフォール、2:52(8-0)]Iryna Husyak(ウクライナ)
《試合経過》42秒に相手の仕掛けたタックルにカウンター攻撃でバックを取って2点。中盤すぎにもバックを奪ってグラウンドに持ち込み、またさきから崩してニアフォールを奪って6-0とリード。その後、もつれながらニアフォールの体勢に持ち込み、8-0で試合終了。
3回戦 ○[Tフォール、3:17(8-0)]Byambatseren Sundev(モンゴル)
《試合経過》吉田が15秒と45秒にテークダウンを奪い4-0。2分28秒にもタックルからバックを取って2点を追加。第2ピリオド開始早々に右足を取ってテークダウンを奪い、8-0とした。
2回戦 ○[Tフォール、5:00(7-0)]Valeriia Koblova(ロシア)
《試合経過》0-0で進み相手に消極性の注意。その後、吉田がタックルで相手を場外に出して1点。相手のタックルを受けて危ない体勢になりながらも、エビ固めを決めてニアフォールを奪って3-0。第2ピリオドの4分すぎ、正面タックルで2点を取り、さらにカウンターでバックを取って7-0。
1回戦 ○[Tフォール、1:57(7-0)]Ana Maria Paval(ルーマニア)
《試合経過》開始45秒に吉田が3点タックル。中盤以降、相手のタックルをかわしてバックを取ること2度、7-0として快勝した。、
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【59kg級】伊藤彩香(至学館大) 5位=25選手出場
3決戦 ●[フォール、3:58(2-7)]Munkhtuya Tungalag(モンゴル)
《試合経過》相手の内またを、脚を取って2点を先制した伊藤。しかし、飛行機投げを受けてしまい、腕を決められてマット上を2回転。そのままフォールを決められた。
準決勝 ●[フォール、0:50(4-0)]Marianna Sastin(ハンガリー)
《試合経過》痛めている右肩を狙われ、差された伊藤。必死にこらえたものの、投げられてしまい、そのままフォール負け。
3回戦 ○[3-2]Allison Mackenzie Ragan(米国)
《試合経過》第1ピリオドは一進一退。伊藤が警告の1点を取る。第2ピリオド中盤、伊藤が左足を取られてテークダウンを奪われ2失点。ブレークの後、テークダウンを唸って3-2とし、そのままのスコアで試合終了。
2回戦 ○[Tフォール、4:38(7-0)]Ayaulym Kassymova(カザフスタン)
《試合経過》1分すぎ、相手の片足タックルを受けながらも、うまい身のこなしてバックを取った伊藤。中盤、もつれたあと相手を場外に押し出し3-0へ。
1回戦 ○[フォール、5:40(10-3)]Sayury Yormary Canon Carvajal(コロンビア)
《試合経過》相手のタックルをカウンターで返した伊藤が2点を先制。相手はグラウンド状態で逃避行為があり、コーションで3-0。中盤、伊藤は牛殺しのような技で体を返されて3点を失ったが、体を入れ替えて4-3。
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【63kg級】伊調馨(ALSOK) 優勝=28選手出場
決 勝 ○[Tフォール、3:53(7-0)]Battsetseg Soronzonbold(モンゴル)
《試合経過》相手の右足を取った伊調。粘られたものの、最後はバックを取って2点を先制。ヶぶってバックを取って4-0。第2ピリオド、正面タックルからアンクルホールドを決めて7-0とした。
準決勝 ○[Tフォール、2:26(10-3)]Jackeline Renteria Castillo(コロンビア)
《試合経過》開始早々、伊調は左脚を取られ背中からマットに落とされて3失点。しかし、体勢を立て直して立ち上がり、逆に一気うにニアフォールへ追い込んで3-3。ここで相手に爪を立てた反則があり、警告の1点が入って4-3。このあとは冷静に試合を進め、テークダウン2度を取る。2度目はローリングを決め、10-3とした。
3回戦 ○[Tフォール、5:16(8-0)]Xi Xiluozhuoma(中国)
《試合経過》ともにポイントが取れず、伊調がコーションで1点獲得。第1ピリオドの終了間際に伊調が左脚へタックルを決めて2点獲得。第2ピリオド、伊調が正面タックルで3点を取り、中盤にタックルからテークダウンを決めて8-0とした。
2回戦 ○[Tフォール、4:22(8-0)]Yekaterina Larionova(カザフスタン)
《試合経過》1分すぎ、伊調は相手の左脚へタックル。アンクルホールドで1点を加える。相手のタックルをかわして2点を追加し5-0。第2ピリオド、再び左脚へタックルを決め、ニアフォール5秒で8-0。フォールはならなかったが、テクニカルフォールで試合終了。
1回戦 BYE