2013.09.18

同点の場合の勝敗決定ルールなどが変更へ

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 各種大会でテストされていたルールのいくつかが固まり、この世界選手権から実施されている。

 大きく変わり、注意しなければならないのが、同点で終わった場合の勝敗決定方法。これまでの勝敗基準は、
(1)相手にコーションを与えた数の多い選手
(2)ビッグポイントの多い選手
(3)ラストポイントを取った選手
の順だったが、(1)と(2)が入れ替わり、
(1)ビッグポイントの多い選手
(2)相手にコーションを与えた数の多い選手
(3)ラストポイントを取った選手
の順で勝敗が決まること。日本チームは大会前に斎藤修審判委員長から説明を受けて理解していたが、このルールを知らず、自分が勝ったと思いながら負けとなって猛抗議した外国の選手もいた。

 また、これまで相手の攻撃を防御してからのバックポイントは1点だったが、これが2点となった。いわゆるそれテークダウンは、すべて2点となる。

1点となるケースは、場外へ出した時、グラウンド状態から体を入れ替えてバックへ回った時、コレクトホールド(投げ自体は有効だったが、ニアフォールの体勢に持ち込めなかった)だけとなった。

そのほか、パッシブ(コーションのひとつ手前の注意)に関することなどに変更がある。

(注)審判委員会より近日中に正式な決定ルールが発表される予定です。