※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
不完全燃焼に終わった松本
0-0で試合が進んだあと、松本が注意、さらにパッシブを受けて30秒タイムに突入。これで松本の心理に焦りが乗じたのか、タックルに行ってバックを取られて2点を先行された。さらにタックルを受け、ローリングも決められて0-6。第2ピリオドは開始から早ううちにテークダウンを奪われ、7点差とされてしまった。
松本は「短くてすみません。情けない内容でした」とがっくり。組み負けていたというより、相手の中に入り込めず、相手の外でレスリングをしてしまったとのことで、「もっと近づければアタックできたかもしれない」と悔やんだ。 長女・愛菜ちゃんの応援は空回り。このままでは終われない!(妻・美映さんとその両親、日大・富山英明監督とともに)
ロンドン・オリンピックを逃した後、リオデジャネイロ・オリンピックを見据えるというより、1年、1年に勝負をかけて活動続行してきた。この内容のまま終わるわけにはいくまい。「負けた事実をしっかり受け止め、次につなげたい。来年のこの大会に出られるように頑張りたい」と話し、歩みを止めるつもりはない。
来月初めの東京国体への出場も決まっており、闘いはまだ続く。