※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
■55kg級・稲葉泰弘(警視庁)の話(3年ぶりの世界選手権で2戦2敗)「(日本伝統の軽量級として)期待されていて、自分に支援や応援をしてもらったのに、こんな試合しかできなくて情けないです。初戦のインドの選手はアジア選手権で優勝していた選手だったので、大会前からマークしていました。相手の技を警戒しすぎて、相手に合わせて試合をしてしまったのが敗因です」
■66kg級・井上貴尋(東京・自由ヶ丘学園高教)の話(2回戦でキューバに黒星。敗者復活2回戦敗退)「これが自分の全力(を出した結果)だと思います。全力を出してこの結果なので仕方がないです。また練習するだけです。2回戦のキューバとの差はあまり感じませんでした。スタンドは世界でも通用すると思ったけど、グラウンドがダメだった。今後は、新階級を見て、63kg級あたりの階級が新設されたら、その階級にしたい」
■96kg級・山口剛(ブシロード)の話(日本の同級史上最高の成績)「第1、2試合は自分のやってきた技が出せた。ロシアとの試合は失点も多かったけれど、自分のやってきたハイクラッチのタックルもできたし、得意技が出せた試合でした。練習でやってきた方向性は間違いない。もうワンステップ上がるには、日本選手との練習も大事だけど、外国へ行っての練習が必要だと思う。外国選手とのパワーの差はそんなになかった」