2013.09.08

2020年オリンピック・パラリンピックの開催地に東京…マドリッド、イスタンブールを退ける

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 国際オリンピック委員会(IOC)は9月7日、アルゼンチン・ブエノスアイレスで行った総会で、2020年夏季オリンピックとパラリンピックの開催地を東京に選んだ。

 東京では56年ぶり2度目の開催。日本では1964年東京、1972年札幌(冬季)、1998年長野(冬季)に続いて4度目。日本は夏季大会に、1988年大会の名古屋、2008年大会に大阪、2016年大会に東京が立候補したが。いずれも落選しており、4度目の挑戦で当選した。

 投票は、出席したIOC委員のうち、該当国の委員とジャック・ロゲ会長(ベルギー)を除く96人が投票し、1回目の投票で、東京42票、イスタンブールとマドリッドが各26票。過半数に達した都市がなかったため、イスタンブールとマドリッドでの“最下位決定戦”の投票を行い、イスタンブールが49票、マドリッドが42票。マドリッドが落選となった。

 東京とイスタンブールの決選投票では、東京が60票を獲得。36票のイスタンブールを退け、午後5時すぎ(日本時間8日午前5時すぎ)、ロゲ会長から発表された。

 開催は2020年7月24日から8月9日、パラリンピックは8月25日から9月6日まで。建て替えられる国立競技場を中心に行われる。

 レスリングは現在、中核競技から外れているが、きょう8日(日本時間9日)の投票で、最後の1枠に選ばれる可能性が高くなっている。その場合は、有明の東京・ビッグサイトで行われる。